2022年2月15日、国際芸術祭「あいち」組織委員会は、今夏に開幕を控えた国際芸術祭「あいち 2022」の現代美術展に参加するアーティストについて、昨夏に続く二度目の発表を行なった。
すでに発表されていた22組と合わせて、アジア太平洋、欧州、北米、南米、アフリカなど五大陸、日本を含む31の国と地域から、77組のアーティストの参加が決定した。芸術監督の片岡真実やキュレーター陣、キュレトリアル・アドバイザーとして参画した世界各地に拠点を持つ経験豊かな識者により、出身地域も世代も幅広いアーティストの選出となっている。現代美術展では、あと数名のアーティストの参加が来月発表される予定（パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムについては３月以降に発表を予定している）。
総合テーマに「STILL ALIVE（いまだ生きている）」を掲げる国際芸術祭「あいち2022」は、愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区（名古屋市）に主な展示会場があり、各コンテクストに応答するアーティストの選定がなされており、今回、参加アーティストの展示会場も合わせて発表された。
国際芸術祭「あいち 2022」
2022年7月30日（土）- 10月10日（月・祝）
https://aichitriennale.jp/
岸本清子《赤猫革命第２弾》のパフォーマンス記録写真、1980年 愛知県美術館蔵 Photo: 入義紋四郎
リタ・ポンセ・デ・レオン《知り合うことのないまま、ただひたすら続ける（Sin conocernos, sencillamente seguimos）》2018年 Photo: Juan Pablo Murrugarra, Courtesy of 80M2 Livia Benavides Gallery, Lima, Peru
参加アーティスト ※（）内は出身・結成地／活動拠点の順に表記。
愛知芸術文化センター
足立 智美｜ADACHI Tomomi（日本／ドイツ）
ホダー・アフシャール｜Hoda AFSHAR（イラン／豪州）
リリアナ・アングロ・コルテス｜Liliana ANGULO CORTÉS（コロンビア／コロンビア）
荒川 修作＋マドリン・ギンズ｜ARAKAWA and Madeline GINS（日本／米国｜米国／米国）
カデール・アティア｜Kader ATTIA（フランス／ドイツ）
ディードリック・ブラッケンズ｜Diedrick BRACKENS（米国／米国）
ロバート・ブリア｜Robert BREER（米国／フランス・米国）
マルセル・ブロータース｜Marcel BROODTHAERS（ベルギー／ベルギー・ドイツ・英国）
ヤコバス・カポーン｜Jacobus CAPONE（豪州／豪州）
ケイト・クーパー｜Kate COOPER（英国／英国・オランダ）
パブロ・ダヴィラ｜Pablo DÁVILA（メキシコ／メキシコ）
クラウディア・デル・リオ｜Claudia DEL RÍO（アルゼンチン／アルゼンチン）
メアリー・ダパラニー｜Mary DHAPALANY（豪州／豪州）
潘逸舟（ハン・イシュ）｜HAN Ishu（中国／日本）
河原 温｜On KAWARA （日本／米国）
バイロン・キム｜Byron KIM（米国／米国）
岸本 清子｜KISHIMOTO Sayako（日本／日本）
小寺 良和｜KODERA Yoshikazu（日本／日本）
アンドレ・コマツ｜André KOMATSU（ブラジル／ブラジル）
アブドゥライ・コナテ｜Abdoulaye KONATÉ（マリ／マリ）
ミシェック・マサンヴ｜Misheck MASAMVU（ジンバブエ／ジンバブエ）
ミルク倉庫＋ココナッツ｜mirukusouko（MilkWarehouse）+The Coconuts（日本／日本）
三輪 美津子｜MIWA Mitsuko（日本／日本）
モハンマド・サーミ｜Mohammed Sami（イラク／英国）
百瀬 文｜MOMOSE Aya（日本／日本）
大泉 和文｜OIZUMI Kazufumi（日本／日本）
奥村 雄樹｜OKUMURA Yuki （日本／ベルギー・オランダ）
ローマン・オンダック｜Roman ONDAK（スロバキア／スロバキア）
小野澤 峻｜ONOZAWA Shun（日本／日本）
カズ・オオシロ｜Kaz OSHIRO（日本／米国）
リタ・ポンセ・デ・レオン｜Rita PONCE DE LEÓN（ペルー／メキシコ）
ジミー・ロベール｜Jimmy ROBERT（グアドループ（フランス）／ドイツ）
ファニー・サニン｜Fanny SANÍN（コロンビア／米国）
笹本 晃｜SASAMOTO Aki（日本／米国）
塩見 允枝子｜SHIOMI Mieko（日本／日本）
和合 亮一｜WAGO Ryoichi（日本／日本）
渡辺 篤（アイムヒア プロジェクト）｜WATANABE Atsushi（Iʼm here project）（日本／日本）
横野 明日香｜YOKONO Asuka（日本／日本）
レオノール・アントゥネス《the homemaker and her domain》2021年 「フェスティバル・ドートンヌ」パリ国立高等美術学校（フランス） Photo: Nick Ash, Courtesy of the artist; Air de Paris, Romainville and Marian Goodman Gallery, New York, Paris, London
西瓜姉妹（ウォーターメロン・シスターズ）《ウォーターメロン・ラブ》2017年 Courtesy of the artist
一宮会場
レオノール・アントゥネス｜Leonor ANTUNES（ポルトガル／ドイツ）
ローター・バウムガルテン｜Lothar BAUMGARTEN（ドイツ／ドイツ・米国）
曹斐（ツァオ・フェイ）｜CAO Fei（中国／中国）
遠藤 薫｜ENDO Kaori（日本／日本）
許家維（シュウ・ジャウェイ）｜HSU Chia-Wei（台湾／台湾）
石黒 健一｜ISHIGURO Kenichi（日本／日本）
ジャッキー・カルティ｜Jackie KARUTI（ケニア／ケニア）
近藤 亜樹｜KONDO Aki（日本／日本）
小杉 大介｜Daisuke KOSUGI（日本／ノルウェー）
ニャカロ・マレケ｜Nyakallo MALEKE（南アフリカ／南アフリカ）
升山 和明｜MASUYAMA Kazuaki（日本／日本）
バリー・マッギー｜Barry MCGEE（米国／米国）
迎 英里子｜MUKAI Eriko（日本／日本）
奈良 美智｜NARA Yoshitomo（日本／日本）
眞田 岳彦｜SANADA Takehiko（日本／日本）
塩田 千春｜SHIOTA Chiharu（日本／ドイツ）
西瓜姉妹（ウォーターメロン・シスターズ）｜Watermelon Sisters（台湾・シンガポール／台湾・ドイツ）
ケイリーン・ウイスキー｜Kaylene WHISKEY（豪州／豪州）
デルシー・モレロス《大地（Enie）−ウイトト族の言葉で−》2018年 Photo: Ernesto Monsalve, Courtesy of the artist
トゥアン・アンドリュー・グエン《ザ・ボートピープル》2020年 © Tuan Andrew Nguyen 2022, Courtesy of the artist and James Cohan, New York
常滑会場
シアスター・ゲイツ｜Theaster GATES（米国／米国）
服部 文祥＋石川 竜一｜HATTORI Bunsho+ISHIKAWA Ryuichi（日本／日本｜日本／日本）
ニーカウ・へンディン｜Nikau HINDIN（ニュージーランド（アオテアロア）／ニュージーランド（アオテアロア））
鯉江 良二｜KOIE Ryoji（日本／日本）
黒田 大スケ｜KURODA Daisuke（日本／日本）
グレンダ・レオン｜Glenda LEÓN（キューバ／スペイン）
デルシー・モレロス｜Delcy MORELOS（コロンビア／コロンビア）
トゥアン・アンドリュー・グエン｜Tuan Andrew NGUYEN（ベトナム／ベトナム）
尾花 賢一｜OBANA Kenichi（日本／日本）
ティエリー・ウッス｜Thierry OUSSOU（ベナン／オランダ）
フロレンシア・サディール｜Florencia SADIR（アルゼンチン／アルゼンチン）
田村 友一郎｜TAMURA Yuichiro（日本／日本）
Yuki Kihara《サーモアのうた（Sāmoa no uta） A Song About Sāmoa – Fanua（Land）》 2020/21年 Photo: Glenn Frei, Courtesy of Yuki Kihara and Milford Galleries Dunedin and Queenstown, Aotearoa New Zealand
宮田明日鹿「こんにちは！港まち手芸部です。Vol.4」 2021年 Photo: 三浦和也 Courtesy of 港まちづくり協議会
有松会場
AKI INOMATA｜AKI INOMATA（日本／日本）
ミット・ジャイイン｜Mit JAI INN（タイ／タイ）
ユキ・キハラ｜Yuki KIHARA（サモア／サモア）
タニア・ルキン・リンクレイター｜Tanya LUKIN LINKLATER（米国／カナダ）
宮田 明日鹿｜MIYATA Asuka（日本／日本）
ガブリエル・オロスコ｜Gabriel OROZCO（メキシコ／日本・メキシコ）
プリンツ・ゴラーム｜ Prinz Gholam（ドイツ・レバノン／ドイツ）
イワニ・スケース｜Yhonnie SCARCE（豪州／豪州）
イー・イラン｜YEE I-Lann（マレーシア／マレーシア）
※アーティスト名は原則として姓のアルファベット順。出身国や地域の慣習またはアーティスト自身の希望により、姓名順ではない表記も一部あり。
※赤字は今回発表されたアーティスト。