大正期から太平洋戦争勃発に至る激動の時代に、写真のさまざまな技法と可能性を追求した写真家、安井仲治の全貌を概観する展覧会。約20年ぶりとなる大規模な展示機会となる本展では、安井自身が手掛けたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を通じて、その業績の全貌を改めて辿る。
マガジン
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ「花粉と種子」 @ オオタファインアーツ 7CHOME
ダムタイプに1991年からメンバーとして参加し、国内外のアーティストとの共同またはソロでパフォーマンス、映像、テキストなど、さまざまなメディアによる作品を発表してきたブブ・ド・ラ・マドレーヌの個展。2022年の個展「人魚の領土―旗と内臓」の世界観を発展させた内容となる。
小金沢健人×佐野繁次郎 ドローイング/シネマ @ 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
絵画、映像、立体など多彩な表現に取り組む小金沢健人と、独特の描き文字と線画による装幀・挿画が油彩画と並び広く知られる佐野繁次郎をとりあげ、それぞれの作品に新たな側面を読み取る企画展。
椹木野衣 美術と時評108:潮汲み3年、塩撒き10年 ―「奥能登国際芸術祭/運動」をめぐって
2024年の能登半島地震発災時、筆者の頭にまず浮かんだのは「奥能登国際芸術祭2020+」で訪れた珠洲市のことであった。今回は当時執筆した「スズ」をめぐる論考(同芸術祭公式図録収録)を転載する。
タレク・アトウィ:The Rain @ アートソンジェ・センター
タレク・アトウィ:The Rain
2023年11月3日 – 2024年1月21日
アートソンジェ・センター、ソウル
キュレーター:キム・ソンジョン(アートソンジェ・センター アーティスティック・ディレクター)、キム・ジナ(スペース・フォー・コンテンポラリー・アート プロジェクト・ディレクター)
阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々 @ 原爆の図 丸木美術館
戦後、米軍に占領された伊江島で農民たちと共に非暴力の土地闘争を敢行するなど、生涯にわたり反戦平和活動を続けた阿波根昌鴻の写真家としての側面に着目した展覧会。
イム・ミヌク「Hyper Yellow」@ 駒込倉庫ほか
大林財団の制作助成プログラム「都市のヴィジョン」の第4回助成対象者に選ばれた韓国出身のアーティスト、イム・ミヌクのプロジェクト「Hyper Yellow」が駒込倉庫での展覧会と隅田川屋形船でのパフォーマンスの形で実現。
韓国国立現代美術館ヒョンデモーター・シリーズ2023:ヂョン・ヨンドゥ @ 韓国国立現代美術館 ソウル館
国国立現代美術館ヒョンデモーター・シリーズ2023:ヂョン・ヨンドゥ
2023年9月6日 – 2024年2月25日
韓国国立現代美術館 ソウル館
マーク・レッキー「Fiorucci Made Me Hardcore Feat. Big Red Soundsystem」@ エスパス ルイ・ヴィトン東京
ポップカルチャーとカウンターカルチャーの交差点に位置する幅広い表現を通じて、若者、レイヴ、ポップ、ノスタルジー、階級、イギリス史などの文化を掘り下げてきたイギリス現代美術を代表するアーティスト、マーク・レッキーの個展。
韓国美術家賞2023 @ 韓国国立現代美術館 ソウル館
韓国美術家賞2023
2023年10月20日 – 2024年3月17日
韓国国立現代美術館 ソウル館