ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家

三部正博《伊庭靖子のアトリエに佇むガラス食器》2021

 

「愛すべきクリアーガラスの食器にまつわる話」の展覧会

「山野さんのガラス作品を本にしてみたらどうでしょう。」 この一言がきっかけになって、「Glass Tableware in Still Life(静物画のなかのガラス食器)」というプロジェクトがはじまりました。
自身で描いてみたいガラス食器について、画家がガラス作家・山野アンダーソン陽子に言葉で伝える。その言葉に応答して山野がガラスを吹き、出来上がったガラス食器を見ながら画家が絵を描く。その後、写真家・三部正博が画家たちのアトリエを訪れて写真を撮り、デザイナー・須山悠里が本をデザインする。スウェーデンとドイツ、日本を舞台にくり広げられたこのプロジェクトは、そうやって生まれたガラス食器と絵画、写真を多くの人に見てもらえればと、やがて本展へと導かれました。
宙吹きならではのわずかな歪みがうつくしいクリアーガラスの食器、画家たちによる親密な絵画、浮遊感をたたえたモノクロームの写真。それらの物が語りだす声に耳をかたむけ、それぞれのストーリーをつむいでみてください。

参加作家
ガラス:山野アンダーソン陽子
写真:三部正博
絵画:石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、田幡浩一、八重樫ゆい、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、CM・ルンドベリ、ニクラス・ホルムグレン、マリーア・ノルディン、レベッカ・トレンス ほか

………………………………………………………

ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家

会期:2023年11月3日(金・祝)—2024年1月8日(月・祝)
開館時間:10:00–17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし1/8は開館)、年末年始(12/27—1/1)
会場:広島市現代美術館 展示室B-2、B-3(広島市南区比治山公園1-1)
観覧料:一般1,100円 (850円)、大学生800円 (600円)、高校生・65歳以上550円 (400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
※11/3(文化の日)は全館無料
※前売券は広島市現代美術館受付、オンラインショップ「339」チケットぴあ〈Pコード 686-660〉でお求めいただけます(販売は11/2まで)

………………………………………………………

///関連プログラム///
オープン記念トーク
ガラス作家の山野アンダーソン陽子、山野のガラスを撮影した三部正博、本展開催のきっかけとなったアートブックを手がけるデザイナーの須山悠里、本展に関わりの深い3名をお迎えして、トークを開催します。

2023年11月3日(金・祝) 14:00–16:00
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員:80名
※申込不要、10:00–1F受付にて整理券配布

学芸員によるギャラリートーク
2023年11月18日(土) 、12月16日(土) 15:00–16:00
※要展覧会チケット、申込不要

アートナビ・ツアー
アートナビゲーターによる展示解説
毎週土曜・日曜・祝日(学芸員によるギャラリートーク開催時は除く)
11:45–12:15、14:45–15:15
※要展覧会チケット、申込不要

カール・ハムウド《Still Life With Books and Glass》2021
Courtesy Galleri Magnus Karlsson Stockholm
木村彩子《Stem for pink / 7 May》2021

Copyrighted Image