どこかで?ゲンビ トう「Oops!!」 @広島駅南口地下広場ショーウィンドウ

(参考)トう《I was here》2020

広島駅のショーウィンドウで新作インスタレーション!

美術館が改修工事にともなう休館のあいだ、広島駅南口地下広場のショーウィンドウで作品展示をおこないます。第3弾では広島市在住の作家・トうを紹介します。トうは、自然や生理現象といった具体的な形状をもたないものへの関心から作品を制作しています。風や竜巻といった自然現象を有機的にあらわす立体作品の制作と並行して、消化を経てつくり出される生物の排泄物を採集・観察し、3Dスキャンや型取りによって作品化してきました。作家自身が美しいと感じる姿をそのまま扱いながらも、それらを不自然に拡大したりカラフルに着色することで、「もの」がもつ物質的な生々しさを取り除き、抽象的なかたちへと変化させます。
今回、駅地下のショーウィンドウに巨大なピンク色のレリーフが登場します。表面にあらわれる独特の凹凸が、生物の腸を通過する過程でできたものだと気づくとき、鑑賞者は驚きと共に自らの視点の異化を体験するでしょう。

 

トう
上海出身。2021年、広島市立大学大学院博士前期課程彫刻専攻修了。現在、同博士後期課程在籍中。近年の主なグループ展に、「三都半島アートプロジェクト」(香川、2020・2021)、「2021彫刻の五・七・五-アジア芸術系大学国際交流展in台湾」(国立台湾芸術大学、台湾、2021)、「Cranky Vitamins」(広島芸術センター、広島、2021)。2021年、AAC2021(学生限定立体アートコンペ)入選。

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どこかで?ゲンビ トう「Oops!!」
会期|2022年1月22日(土)~5月22日(日) 7:00~22:00
会場|広島駅南口地下広場ショーウィンドウ(広島市南区松原町9-1
※会期中無休、観覧無料
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改修工事中につき、ただいま休館中(リニューアルオープンは2023年3月予定)
休館中の活動は、ゲンビ休館中特設サイトで!

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