マティス、ピカソ、ローランサン、シャガール、コクトー、ミロ、ダリetc.
―巨匠たちのポスターの豪華競演
アンリ・マティス《ポンパドール夫人 パリ装飾美術学校の舞踏会》1951年、石版画
創作において自由なる競創 ー19、20 世紀の芸術家とポスター
Un concours des esprit créatifs dans l’art d’affiche 1860-1960
2023年9月16日（土）－ 11月12日（日）
群馬県立近代美術館 展示室1
https://mmag.pref.gunma.jp/
開館時間：9:30–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日：月（ただし、9/18、10/9は開館）、9/19、10/10
観覧料：一般800円、大高生400円
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
※群馬県民の日（10月28日）の観覧は無料
19 世紀に興隆したポスターに新しい表現の可能性をみいだした芸術家たちは、互いに競うように、観る人の印象に残る、想像力豊かで、ときに遊び心のある作品を創り出し、やがては自らの個展や画集の告知など、自己宣伝にも活用していきます。さらに20世紀半ばには、高い技術と芸術性をあわせ持つ印刷所ムルロ工房が、美術館や画廊の展覧会ポスター制作を担い、芸術と広告の領域をさらに融合させていきました。この展覧会では、約160 点の作品により、シェレ、ミュシャ、ビアズリーら19 世紀の先駆者たちの試み、20 世紀の巨匠たちシャガール、マティス、ピカソ、ミロ、ダリらによるポスター芸術の確立と、戦後の展開をたどります。色鮮やかで心躍るポスターの競演を、どうぞお楽しみください。
オーブリー・ビアズリー《『子供の本』（Ｔ．フィッシャー・アンウィン社）の宣伝ポスター》1894年、石版画
ピエール・ボナール《『ラ・ルヴュ・ブランシュ』誌》1894年、石版画
マリー・ローランサン《最初のルノー車》1936年、石版画
フェルナン・レジェ《ルイ・ルカール画廊での展覧会ポスター》1953年、石版画
《ルドン展 オランジュリー美術館》（ムルロ工房制作）1965年、石版画
関連イベント
秋のミュージアムレクチャー
場所：2 階講堂 定員：100 名 申込不要、参加無料
1）記念講演会
「19 世紀末から20 世紀のポスターの流れ－芸術家たちの自由なる競創－」
講師：河野泰久（福井市美術館副館長・本展図録執筆者）
日時：10 月7 日（土） 14：00 ～ 15：30
2）特別館長によるスペシャル・トーク
「ポスターの黄金原理ー美しいグラフィック・デザインと芸術のための広告」
講師：岡部昌幸（当館特別館長・帝京大学名誉教授）
日時：10月22日（日） 14：00 ～ 15：30
3）学芸員による作品解説会（レクチャー）
日時：11月3日（金祝） 14：00 ～ 15：00
学芸員による作品解説会
日時：9 月30日（土）、10 月18 日（水） 14：00 ～ 15：00
場所：展示室１ 申込不要、要観覧料
ミニリトグラフ・ワークショップ
講師：芳野（イラストレーター）
日時：10 月14 日（土） 13：00 ～ 16：00 （予定）
場所：2 階アトリエ 定員：先着10 名 要申込、要参加費
小さなリトグラフプレス機を使って葉書サイズのリトグラフを刷るワークショップです。