泉太郎
FAIRE CORPS
ヴィラ・ダトリス財団, リル=シュル=ラ=ソルグ(フランス)
グループ展|2024年11月3日まで開催中
泉太郎がヴィラ・ダトリス財団(フランス)で開催中のグループ展「FAIRE CORPS」に参加しています。
ヴィラ・ダトリス財団は、2012年にコンテンポラリー スカルプチャーを紹介する私設のアートセンターとしてオープンし、毎年テーマに沿ったグループ展を開催しています。60名のアーティストの作品を紹介する今展は、ヴィラ・ダトリス財団の第14回目の展覧会となります。
身体について探求する今展で、泉は《くすぐられる夢を見た気がする》(2016−17年)シリーズを紹介しています。
《くすぐられる夢を見た気がする》は、プレイ中のスポーツ選手の一瞬を捉えたグラビアを撮影した映像と、座ることでグラビア上の選手と同じ態勢になるよう作られた彫刻の上でじっと過ごす人の様子を撮影した映像が並置され、空席の彫刻が置かれています。彫刻は、生身の身体に沿うように作られた家具を、画像化された身体に沿うよう家具職人と共に改造、再構築したものです。生身の身体とメディア化された身体の間を行き来するようなプロセスを通して、人間を形作る見えざる環境の輪郭について探っています。
2017年の個展「Pan」(パレ・ド・トーキョー)にて発表された作品の一つとなります。是非ご高覧ください。
Installation view of Taro Izumi, Tickled in a dream… maybe? (Protect bananas from pirates), 2016, at “Pan,” Palais de Tokyo, Paris, 2017. ©︎Taro Izumi.