美術と書物が交差する領域に存在してきた「版画」に焦点をあてた企画展。同館の貴重書コレクションによる歴史的、体系的な展観と、ライプツィヒに拠点を置く出版社ルボーク・フェアラーグの活動を並置し、書物における「絵画性」の在りかを版画というメディウムの技術的、表現的側面から紐解く。

美術と書物が交差する領域に存在してきた「版画」に焦点をあてた企画展。同館の貴重書コレクションによる歴史的、体系的な展観と、ライプツィヒに拠点を置く出版社ルボーク・フェアラーグの活動を並置し、書物における「絵画性」の在りかを版画というメディウムの技術的、表現的側面から紐解く。
甚大な被害を及ぼした東日本大震災から10年、時間とともにうすれゆく震災の記憶をいかに次世代へとつなぎ、教訓を伝えていくか、時代の趨勢から取りこぼされてゆくものに目を向けてきた北島敬三、コ・スンウク、豊島重之、山城知佳子の作品を通して考える展覧会。
おおさか創造千島財団が運営する「MASK」で保管する大型作品の一般公開。同施設に参画する宇治野宗輝、金氏徹平、久保田弘成、名和晃平、やなぎみわ、ヤノベケンジの作品展示とともに、2019年度に実施した公募により選出された持田敦子の新作を発表。
「フェルトと布」「循環と再生」といったキーワードでで両者を併置することで、ボイスとパレルモの交わりや重なりにその実践の潜勢力を探る日本の美術館による独自企画。
ドローイング、ラミネート加工されたカード、単色に着彩された紙粘土といった連作、そして、300号の油彩画など、高橋がここ数年てがけてきたさまざまな「絵画」で構成。
彫刻家の對木裕里が「ばらばらの集合体としてつくられた彫刻」を創作の手がかりとした未発表の新作を中心に、ちょっとナンセンス、かつ不思議なダンスに誘うような展示空間の創出を試みる。
黒部近隣の自然をモチーフに制作した新作をはじめ、山下麻衣+小林直人の人と自然についてのさまざまな考察を反映した作品を発表。
同時代の表現を多角的に取り上げ、幅広い世代の作家の作品を通して現代美術を考察する企画展『新・今日の作家展2021』。本年度は「日常の輪郭」を副題に、田代一倫、百瀬文の作品を紹介。
あらゆる表現活動が集まるプラットフォームの構築を目指す公募プログラムで採択された企画に、TOKASの推奨プログラムと普及プログラムを加えた計11企画を実施する『OPEN SITE 6』を開催。
幅広い映像表現を紹介する国内最大規模の映像祭として知られているイメージフォーラム・フェスティバルが、2021年9月25日から「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」をはじめとする各種プログラムを都内3会場で上映。
ミニマル・アートとコンセプチュアル・アートの国際的な展開において重要な役割を担ったコンラート・フィッシャーとドロテ・フィッシャーに焦点を当てながら、1960年代から70年代のアメリカおよびヨーロッパのミニマル・アート、コンセプチュアル・アートを中心に振り返る。
石橋財団コレクションとアーティストの共演により生み出される新たな視点でつくりだす企画展の第2弾は、森村泰昌が日本近代美術史を代表する洋画家・青木繁に向き合う。