クレア・ビショップ『人工地獄 現代アートと観客の政治学』
翻訳/大森俊克、2016年、フィルムアート社
http://filmart.co.jp/books/art/composite_art/artificial-hells/
2016年6月21日、フィルムアート社から出版されたクレア・ビショップの『人工地獄 現代アートと観客の政治学』(訳/大森俊克)の刊行記念トーク「アートの社会的関与をめぐって」がブックファースト新宿店にて開催される。
クレア・ビショップの『人工地獄(原題:Artificial Hells)』は、「参加」が重要な位置を占める今日のアートの状況において、「アートの社会的関与はどの時点で達成といえるのか?」「アートにおける〈参加〉をいかに評価するか?」「芸術と倫理の衝突をいかに考えるか?」といった根源的な問いを考えるべく、美術史における「参加」の系譜をさかのぼり、現代美術の動向を批判的に考察している。
「関係性の美学」以後のアートの構造を理解する上で、必読の一冊である本書の刊行を記念した今回のトークイベントでは、社会学、文化研究を専門とする毛利嘉孝(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)、表象文化論、現代美術史を専門とする加治屋健司(東京大学大学院総合文化研究科准教授)、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実が出演し、多角的な視点から「アートと社会」「参加のアート」をめぐる鼎談が行なわれる。
『人工地獄』(フィルムアート社)刊行記念トーク
「アートの社会的関与をめぐって」
出演者:毛利嘉孝、加治屋健司、片岡真実
2016年6月21日(火)19:00-(開場:18:45-)
会場:ブックファースト新宿店地下2階Fゾーンイベントスペース
定員:50名 ※要入場券
※入場券1,000円(税込)は、ブックファースト新宿店地下1階Aゾーンレジカウンターで販売。電話予約あり。なくなり次第販売終了。
http://filmart.co.jp/news/artificial-hells_bookfirst/