あの時、二人はニューヨークにいた
20世紀前半の海外で成功と挫折を経験した二人の画家、藤田嗣治と国吉康雄が、ともにフランス・パリに滞在した1925年から100年目になることを機にした特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」を開催します。巡回なし、兵庫県立美術館のみの展覧会です。
藤田嗣治は、東京美術学校卒業後26歳で単身フランスに渡り、1920年代、「素晴らしき乳白色の下地」と称賛された独自の画風によって、エコール・ド・パリの寵児としてフランスでの名声を確立します。国吉康雄は16歳で渡米、画才を認められて研鑽を積み、アメリカ具象絵画を代表する画家としての地位を築きました。パリとニューヨークで活躍した二人の画家は、1925年と28年のパリ、1930年のニューヨークで接点を持ちますが、太平洋戦争によりその関係性が破綻します。終戦後、1949年の10カ月を藤田はニューヨークで過ごしますが、現地にいた国吉との再会は叶いませんでした。
日本とフランス、日本とアメリカ、二つの祖国を持った二人が、それぞれどのような自覚と視座のもと作品を生み出していったのか、通時的かつ共時的に作品を対比させてご紹介します。
詳細は、以下のホームページをご覧ください。
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2506/index.html
開催概要
展覧会名
藤田嗣治×国吉康雄: 二人のパラレル・キャリア―百年目の再会
会場
兵庫県立美術館 〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1〔HAT神戸内〕
会期
2025年6月14日(土)~8月17日(日)【56日間】
開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日
月曜日(7月21日、8月11日は開館し、7月22日、8月12日が休館)
観覧料
一般2,000円(1,800円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生以下無料、70歳以上1,000円、
障害者手帳等をお持ちの方 一般500円、大学生300円
( )内、前売料金、6月13日まで販売
※一般以外の料金でご利用される方は証明書を観覧当日にご提示ください
※障害者手帳等をお持ちの方1名につき、介助者1名無料
主催
兵庫県立美術館、毎日新聞社、MBSテレビ、神戸新聞社
特別協力
公益財団法人福武財団
公式サイト
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2506/index.html
お問い合わせ
兵庫県立美術館 電話:078-262-1011