京都市が新たな芸術文化の創造を促進し、京都の芸術文化の振興を図ることを目的に設立した「京都市芸術文化特別奨励制度」の募集が始まっている。
京都市芸術文化特別奨励制度は、事業への助成ではなく、将来有望な若い芸術家が積極的な芸術文化活動を行なう「人材育成」を目的としており、1個人1グループにつき300万円の奨励金を交付している(※奨励金は課税対象所得となる)。本年度は、徳山拓一(現代美術を中心としたキュレーション)と久門剛史(現代美術)が奨励金の交付を受けており、過去の奨励者には、名和晃平や宮永愛子などがいる。
芸術文化に関わる活動を行ない、「個人またはグループの住所地、活動拠点又は予定する発表場所のいずれかが京都市内であること」「京都の芸術文化の振興や発信に貢献する可能性のある活動を行っていること」の両条件に該当する個人またはグループを対象としている。申請書による1次審査の結果は2015年11月頃にすべての申請者に通知され、同年12月頃に1次審査通過者によるプレゼンテーションを経て、2016年2月頃に奨励者を決定する。
申請書は京都市文化市民局文化芸術企画課、京都芸術センターなどで配布しているほか、インターネットでダウンロード可。応募締切は7月31日(金)必着。なお、6月20日(土)には希望者のみの申請者相談会が京都芸術センターで実施される。詳細は下記URLを参照。
京都市文化市民局文化芸術企画課
平成28年度京都市芸術文化特別奨励者の募集について
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000181426.html
申請者相談会
2015年6月20日(土)15:00-18:00
会場:京都芸術センター
※事前申込不要(当日時間内に直接会場へ)
※受付は終了30分前まで