2013年9月12日、第12回リヨンビエンナーレが開幕する。ゲストキュレーターをグンナー・クヴァランが務め、「Meanwhile… Suddenly, And then」のタイトルのもと、従来とは異なる形で「物語」を扱うアーティストを中心とした構成となる。
クヴァランは、1955年レイキャビク生まれ。86年に美術史にて博士号を取得した後、レイキャビク美術館やベルゲン美術館などでディレクターを、1984年から1990年には、ヴェネツィア・ビエンナーレ・アイスランド館のキュレーターを務めた。2001年より現在にいたるまで、アストラップ・ファーンリー近代美術館(オスロ)のディレクターを務める。これまでにエルネスト・ネトやチャールズ・レイ、リチャード・プリンスの個展や、今回の参加アーティストでもあるオノ・ヨーコやジェフ・クーンズの回顧展、『China Power Station』や『Indian Highway』といった企画展を手掛けている。
参加アーティストには、マシュー・バーニーやポール・チャン、ヤン・フードンに、今年のターナー賞候補ローラ・プロヴォストらが参加、日本からはさわひらき、竹川宣彰、南隆雄が参加し、現在資生堂ギャラリーで個展を開催しているミン・ウォンは同展出品作「私のなかの私」を展示する予定。また、昨年のジャーマン賞を受賞したジェームス・リチャーズや第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ企画展にも出品しているエド・アトキンスをはじめ、80年代生まれのアーティストが全体の約半数を占める。
第12回リヨンビエンナーレ
2013年9月12日(木)-2014年1月5日(日)
http://www.labiennaledelyon.com/