2013年4月15日、日本建築学会は2013年日本建築学会各賞を発表した。作品部門は厳正なる審査の結果、該当作品なしの結論にいたった。
同賞作品部門は、1949年に設置され、近年国内に施行した庭園、インテリア等を含む建築から、社会的、文化的見地からも極めて高い水準が認められる独創的な作品、あるいは新たな建築の可能性を示唆する優れた作品が対象となる。毎年7月から9月の公募受付期間に、会員の推薦または応募、研究機関、団体及び職場の推薦のあった作品から選出される。
今回は四度にわたる作品部会の結果、過去の受賞作品より格段に跳躍した作品でない限り、重賞は避けるという規定、また、同学会賞選考委員会運営規定第10条(賞)により、賞は厳選寡少とする趣旨にもとづき、該当作品なしとの結論に至った。
なお、同学会は1989年より日本における建築作品の発表の場として作品選集を刊行しており、1995年より日本建築学会作品選奨を設置しているが、今年から若手会員の作品発表奨励のために作品選集新人賞が設置された。
そのほか各部門受賞者や選考経過の詳細は下記ウェブサイトを参照。各賞贈呈式は5月30日に建築会館ホールにて行なわれる。
日本建築学会:http://www.aij.or.jp/