新たなアートフェア「Tokyo Gendai」が2023夏に横浜で開催


 

2022年6月14日、アジア太平洋地域における国際的なアートフェアの運営に実績を持つ「The Art Assembly」が、2023年7月に新たな国際アートフェア「Tokyo Gendai」を横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)で開催すると発表した。併せて、フェアディレクターや、セレクションコミティ、アドバイザリーボード、コンシュレイティブカウンシルのメンバーのほか、フェアの枠組みなどが発表された。

The Art Assemblyは、アートフェアの主催者として実績を重ねてきたサンディ・アンガス、ティム・エッチェルズ、マグナス・レンフリューによる取り組みで、これまでにインド・アートフェア(2008-)、シドニー・コンテンポラリー(2013-)、フォトフェア上海(2014-)、台北當代(2019-)を立ち上げ、2023年1月にはシンガポールにART SGを新設するなど、国際的なネットワークを形成する重要な機会を作り出してきた。

The Art Assemblyが手がける6つ目の国際アートフェアとなるTokyo Gendaiは、世界各地80カ所から100のギャラリーが集まり、商業、芸術、知的交流、そして異文化が交差する新たな発表の場を醸成することを目指し、開催される。文字通り「現代」をテーマに、核となるギャラリー部門のほか、新人または中堅のアーティストを紹介する「Hana(花)」、歴史的に重要なアーティストやテーマに基づくプレゼンテーションが求められる「Eda(枝)」、NFTやアニメーション、映画、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)などデジタルメディアを中心とした「Tane(種)」の4つのセクションで構成される。

フェアディレクターには、Google Arts & Cultureの日本の担当やセゾンアートギャラリーのアートディレクターを歴任し、現在はアートマネジメント/キュレーション業、 個人・企業コレクターに向けたアートコンサルティングを行なう高根枝里が就任。出展者の審査を行なうセレクションコミティは、東京に支店を置くギャラリー、Blum & Poeの共同創設者のティム・ブラムのほか、Pace GalleryのCEO兼プレジデントのマーク・グリムシャー、Sadie Colesのディレクター、ジョン・オドハティ、Each Modernの創設者の黄亞紀といった日本国外に拠点を置くギャラリーが務める。

一方で、アドバイザリーボードには、森美術館理事長の森佳子をはじめ、タグチアートコレクション共同代表の田口美和、「高橋コレクション」で知られる精神科医の高橋龍太郎、株式会社大林組 代表取締役会長の大林剛郎、コレクターのハワード&シンディ・ラコフスキー夫妻が就任。日本国内のネットワークや文脈の強化を目的とするコンシュレイティブカウンシルは、東芝欧州社ケンブリッジ研究所所長でケンブリッジ大学教授のロベルト・チポラ、ミヅマアートギャラリーのエグゼクティブ・ディレクターの三潴末雄、SCAI THE BATHHOUSE代表取締役の白石正美、タカ・イシイギャラリー代表取締役の石井孝之、1717 Studio Inc.(クリス・バーデン エステート ナンシー・ルービンズスタジオ)エグゼクティブ・ディレクターの塩野入弥生が務める。

 

Tokyo Gendai
2023年7月7日(金)- 7月9日(日)※7月6日(木)はVIPプレビュー
https://tokyogendai.com/
会場:横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)
主催:The Art Assembly(ジ・アート・アセンブリー)
https://theartassembly.com/

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