聞き手:住友文彦(ヨコハマ国際映像祭ディレクター) 心が思い描くもう一つの確かな現実に飛躍する 写真と出会ったきっかけは、高校の体育祭で使ったオートフォーカスのコンパクトカメラでした。体育祭の後、数枚のフィルムが残っていたのですが、全部撮り終えてからでないと店に持っていけないと思View More >
アーカイブ: インタビュー
八谷和彦
聞き手:住友文彦(ヨコハマ国際映像祭ディレクター) ——おそらく映像が人間に与えたもっとも大きな影響のひとつに、自分以外の人がどうやって世界を見ているか、を伝えたことがあると思います。世界を眺めるうえで複数の視点があるという認識は、科学や思想にも浸透しています。八谷さんの初期の作View More >
鴻池朋子
冒険家でなくとも小さな冒険はするし、誰もがそういう何かを密かに楽しんでいる 猛々しい自然や、もの言わぬ生きものたちが織りなす物語。その作品世界は此岸と彼岸とを、あるいは個人の想像力と普遍的なものとの間を往還する。この10年の軌跡を、単なる俯瞰とは違うかたちでみせる大規模個展『鴻池View More >
ウィリアム・ケントリッジ(後編)
作品は、それを作った人を映す鏡となるんです。 木炭とパステルで描いた「動くドローイング」で知られる巨大な表現者は、アパルトヘイト時代の南アフリカにユダヤ系として生まれ育った。若き日にパリで演劇を学び、その後人形劇団と協働し、来年にはショスタコーヴィチのオペラ『鼻』をメトロポリタンView More >
ウィリアム・ケントリッジ(前編)
転位させた論理としての不条理。それのみが世界を理解する方法なのです。 木炭とパステルで描いた「動くドローイング」で知られる巨大な表現者は、アパルトヘイト時代の南アフリカにユダヤ系として生まれ育った。若き日にパリで演劇を学び、その後人形劇団と協働し、来年にはショスタコーヴィチのオペView More >
シリン・ネシャット(2006年収録)
チームでの仕事を始めたら、それは即コラボレーションのプロセスなのです ポートレート:マリーン・マリーノ 故国と亡命国、孤独と癒し、文化とジェンダー、そしてイスラム革命前後それぞれのイランなど、常に二項の相関を追い続けるシリン・ネシャット。最新作『ザリン』で音楽家・坂本龍一を起用しView More >
片岡真実 Shコンテンポラリー『ディスカヴァリーズ』キュレーター
作品のアーティスティックな価値と経済的な価値の均衡が重要だと思っています。 Shコンテンポラリー会場、上海展覧中心 写真提供:Shコンテンポラリー 『ディスカヴァリーズ:Discovering Contemporary』は、上海のアートフェア『Shコンテンポラリー 2009』で開View More >
コリン・チネリー 『Shコンテンポラリー2009』ディレクター
中国の未来は、群を抜いた可処分所得を有する新世代コレクターたちに懸かっています。 『Shコンテンポラリー』2008年開催時の会場風景(ベスト・オブ・ギャラリー部門) 写真提供:Shコンテンポラリー(以下すべて) 未曾有の経済危機は、アート市場にどのような影響を与えた(与えている)View More >
艾未未(アイ・ウェイウェイ) (後編)
私にとってアートと政治活動はひとつです。 国際展で話題作を続々と発表し、北京五輪では「鳥の巣」の設計を手がけ、一方で五輪を痛烈に批判し、政府にブログを閉鎖される……。建築家、活動家としての顔も持つアーティストが、森美術館での個展のために来日した。中国現代アートの牽引者に聞く、アーView More >
艾未未(アイ・ウェイウェイ)(前編)
私は表現の自由のために闘っていて、妥協も交渉もしないんです。 アーティスト、建築家、活動家 艾未未(アイ・ウェイウェイ) 国際展で話題作を続々と発表し、北京五輪では「鳥の巣」の設計を手がけ、一方で五輪を痛烈に批判し、政府にブログを閉鎖される……。建築家、活動家としての顔も持つアーView More >