ドゥーブル・リュミエール 展

『ドゥーブル・リュミエール:宮永愛子&関根直子』展
4月14日(水)~6月26日(土)
パリ日本文化会館(パリ)

 
左:宮永愛子「ポスト-景色」(部分)2010年 パリで見つけたポスト、ナフタリン、樹脂
右:関根直子「夜に描く絵」(部分、2点1組)2010年 鉛筆、画用紙(シリウス)145 x 276 cm
©C.-O.Meylan/パリ日本文化会館

同館で2度目となる、アーティスト・イン・レジデンスの成果発表展。万物が変化しながら存在することに着眼する宮永愛子は、ナフタリン、塩、陶器などを使用し、刻々と繊細に変化する作品で知られる。本展タイトルの「ドゥーブル(ダブル)」という言葉に着想を得て、2点をつなぐ時間旅行を提案。時と記憶の刻まれた古いものをパリの蚤の市で収集し、ナフタリンでかたどった。
鉛筆と消しゴムだけで白から黒への無限のトーンを創出する関根直子は、何かを描写するのでなく線を描き重ねることで生まれる風景画にこだわる。本展ではドローイングに加え、同館のガラス壁に白のアクリル絵の具で描いたサイトスペシフィックな作品も発表。ガラスの向こうの風景と、作家がそこから受けた印象とを重ね合わせて制作したという。

詳細:http://www.jpf.go.jp/mcjp/

Copyrighted Image