contact Gonzo『様々な困難を伴う作業の痕跡と音』@ 山本現代


performance photo: Museum of Modern Art / NY photo by Choy Kafai. Performing Histories: Live Artwork Examining the Past at The Museum of Modern Art, New York. Courtesy of YAMAMOTO GENDAI

contact Gonzo『様々な困難を伴う作業の痕跡と音』
2014年4月18日(金)-5月17日(土)
山本現代
http://www.yamamotogendai.org/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニングレセプション&パフォーマンス:4月17日(木)18:30-20:30

山本現代ではコンタクト・インプロヴィゼーションを取り入れたパフォーマンスで知られるcontact Gonzo(コンタクトゴンゾ)の個展『様々な困難を伴う作業の痕跡と音』を開催する。

contact Gonzoは2006年に垣尾優と塚原悠也が開発・命名したメソッド及びユニットの名称で、「痛みの哲学、接触の技法」をキーワードに、自らにとっての「世界の仕組み」を紐解こうとする方法論を指す。2000年代後半より現代美術の領域での発表も増え、『六本木クロッシング2010:芸術は可能か?』やあいちトリエンナーレ2010、『風穴展』(国立国際美術館,2011)に参加、韓国、中国、フィンランド、シンガポールをはじめ近年では海外での活動も増え、昨年はニューヨーク近代美術館でもパフォーマンスを発表している。また、今秋開催されるKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2014の公式プログラムへの参加も発表された。

本展では、これまでのパフォーマンスにおける中心的要素のひとつであった「接触」に留まらず、各メンバーの身体と「困難」な状況との関係がテーマとなっている。会場は関西のゴンゾ事務所の解体と制作の過程で出た廃材で構成された空間を、各メンバーが段ボールを身に纏い、自分たちのポートレートを背負いながら壁をたどり移動し、ポートレートを所定の場所に展示する。その過程(アンダー・インスタレーション)が記録され、移動と作業の痕跡が最終的な「作品」として提示される。

パフォーマンス及びオープニングレセプションは会期前日の4月17日に行なわれる。

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