被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第1部『ライフ=ワーク』@ 広島市現代美術館


石内都「ひろしま #99」2014年 Donator: Hagimoto Tomoko 作家蔵

被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第1部
ライフ=ワーク
2015年7月18日(土)-9月27日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館時間:10:00-17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月、7/21、9/24(ただし、7/20、9/21は開館)

広島市現代美術館では「ヒロシマを見つめる三部作」の第1部として、広島の被爆者たちがその体験をもとに描いた「原爆の絵」(広島平和記念資料館蔵)を出発点とした展覧会『ライフ=ワーク』を開催する。

被爆70周年を迎える2015年、広島市現代美術館では「ヒロシマを見つめる三部作」と題し、原爆被害を受けた広島の過去を振り返り、復興の軌跡を見つめ、「今」そして「これから」を考える3つの異なる視点に基づいた展覧会を連続で開催する。第1部となる本展では、上述した「原爆の絵」のほか、自身の体験、生活、人生を制作に色濃く反映する香月泰男、宮崎進、四國五郎、大道あや、殿敷侃、石内都、後藤靖香、入野忠芳、江上茂雄、吉村芳生、村上友晴、Tomoya、大木裕之の作品を紹介する。

会期中には、出品作家によるアーティスト・トークや、後藤靖香が参加者同士のインタビューをもとに「他人の思い出」の絵を描くワークショップ「インタビュー・ドローイング」が行なわれる。

同館ではヒロシマをテーマとしたコレクション展『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』を7月25日から開催。ビデオアートプログラム「世界に開かれた映像という窓」でも、ロンドンを拠点に活動するカーク・パーマーがヒロシマ・ナガサキにまつわる映像作品三部作のうち「ざわめき」と「広島」の2作品を上映する。また、広島県立美術館で7月25日から開催される『広島・長崎 被爆70周年 戦争と平和展』では、三部作のうち「広島」と「戦争の終焉:記憶の島」を上映する。


Above: 大道あや「しかけ花火」1970年 個人蔵. Below: 入野忠芳「精霊08-2」2008年 個人蔵

関連イベント
アーティスト・トーク
参加作家(予定):石内都、後藤靖香、Tomoya、大木裕之
2015年7月18日(土)14:00-15:30
会場:広島市現代美術館 展示室
※要展覧会チケット、事前申込不要

スペシャルワークショップ「インタビュー・ドローイング」
2015年8月9日(日)10:30-15:30
2015年8月15日(土)10:30-15:30
定員:各回20名(要事前申込、申込多数の場合は抽選)※各回同内容。
対象:小学4年生〜中学3年生
※参加者同士のインタビューをもとに、「他人の思い出」の絵を描く。
申込方法詳細は下記URLを参照。
http://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/life-work/

そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

コレクション展 2015-Ⅱ
われらの狂気を生き延びる道を教えよ
2015年7月25日(土)-10月18日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/

ビデオアートプログラム「世界に開かれた映像という窓」
第45回:カーク・パーマー
2015年7月18日(土)-9月6日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
※アーティスト・トークあり
7月26日(日)14:00-16:00
会場:広島市現代美術館 地下1階ホワイエ

広島・長崎 被爆70周年 戦争と平和展
2015年7月25日(土)-9月13日(日)
広島県立美術館
http://www.hpam.jp/

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