戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家 @ 広島市現代美術館


丹下健三「住居」1953年 撮影:平山忠治

戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家
2014年10月4日(土)-12月7日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館時間:10:00-17:00(ただし、10/12、10/13は19:00まで)入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし月曜が祝日の場合は開館、翌火曜が休館)

特設サイト:http://www.hiroshima-moca.jp/sengo/

広島市現代美術館では、国際的にも高い評価を受け日本建築界を代表する16名の建築家が1950年代から70年代までの高度成長期に手がけた住宅作品を、そのコンセプトとともに探る企画展『戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家』を開催する。

埼玉県立近代美術館からの巡回となる本展では、広島平和記念公園・平和記念資料館の設計を手がけた丹下健三の「住居」(1953)にはじまり、吉村益信の住居兼スタジオとして建てられ、ネオ・ダダの活動拠点となった磯崎新の「新宿ホワイトハウス」(1957)、60年代に「住宅は芸術である」と宣言した篠原一男の「白の家」(1966)、高度成長期の象徴的なイベントである大阪万博後に建てられ、メタボリズムを代表する建築のひとつである黒川紀章の「中銀カプセルタワービル」(1972)、川合健二のコルゲート建築に触発されて石山修武が設計した「幻庵」(1975)など、全16作品が紹介される。


: 黒川紀章「中銀カプセルタワービル」1972年 撮影:新建築社写真部.
: 石山修武「幻庵」1975年 撮影:新建築社写真部/画像提供:DAAS

本展会期中には、広島を拠点とする次世代の建築を担う建築家と本展監修者の五十嵐太郎が伝説の住宅がもたらしたインパクトや現在の試み、これからの住宅について語るオープニング鼎談のほか、磯崎新と犬島の犬島製錬所美術館などで知られる三分一博志の特別対談、建築家の谷尻誠が尾道で手がけた住宅や施設をめぐるツアー、学芸員によるギャラリートークが企画されている。

関連イベント
オープニング鼎談「広島新世代建築家たちの視点」(※既に終了
鼎談ゲスト:五十嵐太郎(本展監修者・東北大学教授)、小川文象(建築家)、土井一秀(建築家)
2014年10月4日(土)14:00-15:30
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)、当日10時より受付にて整理券配布

特別対談「住まうこと、建築、ヒロシマ」
2014年10月22日(水)14:00-15:30
対談ゲスト:磯崎新(建築家・本展出品者)×三分一博志(建築家)
会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)、当日10時より受付にて整理券配布

谷尻誠と行く、住宅・建築実見ツアー(応募受付終了
案内人:谷尻誠(建築家)
2014年11月2日(日)13:00-16:00(予定)
場所:尾道周辺(現地集合、場所は参加者に後日連絡)
定員:20名(要事前申込、申込多数の場合抽選)
対象:高校生以上
参加費:500円(ほか、交通費自己負担)
※申込方法詳細は同館ウェブサイトを参照。応募締切は10/10

学芸員によるギャラリー・トーク
2014年10月5日(日)、11月30日(日)14:00-15:00
※要展覧会チケット、申込不要

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