『DO IT』@ CCA北九州プロジェクト・ギャラリー

『DO IT』(ハンス=ピーター・フェルドマン、アリソン・ノウルズ、クリスチャン・マークレー、ヴァレリー・ムレジャン)
2012年12月10日(月)-2013年1月11日(金)
CCA北九州プロジェクト・ギャラリー
http://www.cca-kitakyushu.org/
開館日時:月-土(12/29-1/3は閉館) 10:00-17:00

CCA北九州プロジェクト・ギャラリーでは、ハンス=ピーター・フェルドマン、アリソン・ノウルズ、クリスチャン・マークレー、ヴァレリー・ムレジャンの指示書による『DO IT』の展覧会を開催する。
「DO IT」は1993年にハンス・ウルリッヒ・オブリストがクリスチャン・ボルタンスキーとベルトラン・ラヴィエとの会話をきっかけに企画したプロジェクトで、アーティストが書いた指示書に従うことでつくられる展覧会である。指示書を読んだ人は、それを自分で理解し、自分のいる場所で、手に入れられるものを使い、行動することが素材となり、作品制作のスタートとなる。そのため、ひとつの指示書から作られる作品はいくつも存在することになり、その中にはひとつとして同じものはない。

DO ITは、開かれた、そして現在進行形にある展覧会の一つの形に由来するものです。個々の指示書は、空っぽの空間を占拠するために解放することができます。そして、完全に自由な方法でアート作品を解釈し、違った言葉で置き換えていくことの可能性を呼び起こすのです。置かれている位置や場所に基づく解釈を可能にし、作品自体がその場の構造に適合することが求められます。DO ITが行なわれる様々な都市において、その作品の文脈を積極的に構築して、その場の影響や特長を作品に与えていくのです。(ハンス・ウルリッヒ・オブリスト)

本展では、ハンス=ピーター・フェルドマン、アリソン・ノウルズ、クリスチャン・マークレー、ヴァレリー・ムレジャンの4人の指示書により作品が作られる。CCAや北九州に関連のある人によって、指示書が実行され、その様子と結果、つまりはひとつの指示書から作られる作品が展示される。また、今回の記録は、80を超えるアーティストの指示書が掲載され、「DO IT」に関連するエッセイやインタビュー、展覧会の記録などが更新されているインターネット上での「DO IT」プロジェクトに送られる。

DO IT at e-flux:http://www.e-flux.com/projects/do_it/homepage/do_it_home.html

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