トランス/リアル—非実体的美術の可能性 vol.4 相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」@ ギャラリーαM


相川勝・小沢裕子「rhythm」2016年

トランス/リアル—非実体的美術の可能性
vol.4 相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」

2016年9月10日(土)-10月15日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:9月10日(土)18:00-
オープニングパーティー:9月10日(土)19:00-

キュレーター:梅津元(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)

ギャラリーαMでは、αMプロジェクト2016「トランス/リアル—非実体的美術の可能性」の第四弾として、相川勝と小沢裕子の二人展を開催する。

相川勝は1978年ペルー共和國生まれ。2004年に多摩美術大学メディア芸術学科を卒業。現在は東京都在住。CDのパッケージから内容まで「コピー」した〈CDs〉シリーズや、SkypeやFacebookによって接続したモニタ越しの相手を、ピンホールカメラで撮影したシリーズなど、「複製」や「身体」をテーマに制作活動を続けている。昨年はアーツ前橋の『Art Meets 02』で大西伸明と二人展を開催。これまでに『ジャンプ –アートにみる遊びの世界』(十和田市現代美術館、2015)や『after effect』(4A Centre for Contemporary Asian Art、シドニー、2011)、六本木クロッシング2010(森美術館)などで作品を発表している。

小沢裕子は1984年千葉県生まれ。2009年に武蔵野美術大学大学院を修了。インターネットで見つけた見知らぬ人物の映像に創作した字幕やアフレコを付けた映像作品などを発表している。主な個展に『エマージェンシーズ!023小沢裕子/無名の役者たち』(ICC、2014)、グループ展に『高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.04 リアルをめぐって』(高松市美術館、2014)、群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館、2008、2010)など。昨年、Art Center Ongoingで開催した個展『それは持っています、そして私のすべてだけですか?』で、相川とのパフォーマンスを実施している。

本展のアーティストトークは、相川と小沢、そして、キュレーターの梅津を役者が演じるというパフォーマンス形式で実施。最終日のライブパフォーマンスでは、Youtubeから再生されるサウンドを相川が歌い、その声を自動音声入力機能でテキストに変換し、そのテキストを小沢が歌い上げる。前者は小沢が2014年にICCで実施したパフォーマンス、後者は前述したArt Center Ongoingでの小沢と相川のパフォーマンスにてそれぞれ実演された。

関連企画
ライブパフォーマンス
2016年10月15日(土)18:00-18:30
会場:ギャラリーαM


αMプロジェクト2016『トランス/リアル—非実体的美術の可能性』
展覧会会期

vol.1|越野潤「Translucent/Surface」
2016年4月9日(土)-5月14日(土)

vol.2|牛膓達夫「Transparent/Space」
2016年5月28日(土)-7月2日(土)

vol.3|末永史尚・八重樫ゆい「Transform/Paint」
2016年7月16日(土)-8月27日(土)(夏期休廊:8/7-8/15)

vol.4|相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」
2016年9月10日(土)-10月15日(土)

vol.5|伊東篤宏・角田俊也「Transmission/Sound」
2016年10月29日(土)-12月3日(土)

vol.6|文谷有佳里「Transonic/Line」
2016年12月17日(土)-2017年2月4日(土)(冬期休暇:12/25-1/9)

vol.7|田中和人「Transpose/Perception」
2017年2月18日(土)-3月25日(土)

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