オノ・ヨーコ|私の窓から @ 東京都現代美術館


オノ・ヨーコ《FROM MY WINDOW: Salem1692》2002年 顔料/カンヴァス 個人蔵 ©YOKO ONO 2015

オノ・ヨーコ|私の窓から
2015年11月8日(日)-2016年2月14日(日)
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/
開館時間:10:00-18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月(ただし、11/23、1/11は開館)、11/24、12/28-1/1、1/12

東京都現代美術館では、コンセプチュアル・アートの先駆者のひとりとして国際的に知られるオノ・ヨーコの活動を出身地である東京という都市の文脈で再考する展覧会『オノ・ヨーコ|私の窓から』を開催する。企画担当は関直子(東京都現代美術館学芸員)。

オノ・ヨーコは1933年東京生まれ。50, 60年代のニューヨークの前衛運動に関わり、それ以降も既存のジャンルに囚われない表現活動を今日に至るまで展開してきた。2000年代には各地で回顧展が開催されるのみならず、2009年の第53回ヴェネツィア・ビエンナーレ生涯功績部門金獅子賞や2011年の第8回ヒロシマ賞など数多くの賞を受賞している。

2004年の『YES オノ・ヨーコ展』以来の東京都現代美術館での個展となる本展では、半世紀以上にわたるオノの活動と東京との接点に焦点をあて、オノがアーティストとして本格的に活動する以前の時期や初期の活動について紹介する。出品作品のひとつで東京都現代美術館が所蔵する「グレープフルーツ」は、64年に二年半の東京滞在の集大成として発行され、初期の代表作として知られている。会期中にはロシア・アヴァンギャルドや大正期新興美術運動を専門とする筑波大学教授の五十殿利治による講演会や、2004年の展覧会の際に寄贈された「東京のウィッシュ・ツリー(願かけの木)」のイベントなどを予定している。


オノ・ヨーコ《見えない花》より「ある朝早く」1952年 インク・パステル/紙 個人蔵 ©YOKO ONO 2015

関連企画
第51回MOT美術館講座
「前衛の源流を考える―戦前と戦後をつなぐ」
講師:五十殿利治(筑波大学教授)
2015年11月21日(土)14:00-16:00(開場:13:30)
会場:東京都現代美術館 講堂B2F
定員:先着200名
参加費:不要(ただし、当日有効の『オノ・ヨーコ』展チケットが必要)

そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。


オノ・ヨーコ《頭の中で組みたてる絵 その一》1962年春 タイプ、インク/葉書 個人蔵 ©YOKO ONO 2015
頭の中で組みたてる絵
四角いキャンバスが円になる迄頭の中で変型して行く。その過程に於けるあるところで止め、その形から想起した色、音、にほひ、或ひは物体をキャンバスに張って置く。1962年春

東京アートミーティングⅥ
‟TOKYO”-見えない都市を見せる
2015年11月7日(土)-2016年2月14日(日)

MOTコレクション
2015年11月7日(土)-2016年2月14日(日)
第1部:戦後美術クローズアップ
第2部:フランシス・アリスと4つの部屋
アトリウム・プロジェクト:大友良英+青山泰知+伊藤隆之「without records – mot ver. 2015」

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