『Inner Voices – 内なる声』@ 金沢21世紀美術館

『Inner Voices – 内なる声』
7月30日(土)− 11月6日(日)
金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp/


塩田千春「Wall」(2010), production still. (C) Chiharu Shiota, 作家蔵, Courtesy of KENJI TAKI GALLERY

1960年以降に生まれた作家に注目したグループ展『Inner Voices – 内なる声』が金沢21世紀美術館にて開催される。既存の価値観や古い現実のパラダイムを脱し、もうひとつの現実を自ら探し続け、人間の生の困難さと可能性の両面を見る作家たちの内なる声に耳を傾ける展覧会。通俗的なイメージや価値に、そして差異から生まれる誤解や無理解に対して、対立や抵抗ではないかたちで乗り越えようとする実践や作品を通して、権威や通念から自由であろうとすること - 自己決定の自由の獲得の重要性について考える機会となるであろう。参加作家はイー・イラン、塩田千春、ジェマイマ・ワイマン、呉夏枝、キム・ソラ、藤原由葵、シルパ・グプタ、ワー・ヌ、メリッサ・ラモスの9名。会期中には「私を探す」というタイトルのもと、メリッサ・ラモスの『Haunt Me Again, Recite It Again』の特別試写を含む出品作家による8時間に渡る連続トークや、藤原由葵と美術評論家の山下裕二による対談「生と性」、呉夏枝によるワークショップなどが企画されている。

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