抽象と形態:何処までも顕れないもの @ DIC川村記念美術館


五木田智央「Scorn」(2011). 作家蔵
抽象と形態:何処までも顕れないもの
1月14日(土)–4月15日(日)
DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/

20世紀美術に多大な影響を与えたアーティストの作品と、彼らに影響を受けた現代のアーティストの新作を通して、「対象の本質を如何に顕すのか」という近代芸術の重要なテーマを再考する展覧会『抽象と形態:何処までも顕れないもの』が、DIC川村記念美術館にて開催される。
五木田智央、アンダース・エドストローム、角田純、フランシス真悟、野沢二郎、赤塚祐二、吉川民仁の最新作が、同美術館のコレクションを中心としたモネ、ピカソ、ブラック、ヴォルス、モランディ、サム・フランシス、アド・ラインハート、サイ・トゥオンブリーらの作品と共に展示される。
本展では、こうした作品を通して、文化や時代は異なれど、個々の作品に脈々と継承されている「対象の本質を如何に顕すのか」という問いを再考し、視覚芸術における抽象と形態の隠れた関係性の探求を試みる予定。
展覧会期中には、現在愛知県美術館で開催されている『ジャクソン・ポロック』展を企画し、アメリカ抽象絵画を専門とする大島徹也氏による講演会が3月18日に、そのほか、出品作家や学芸員によるトークが予定されている。なお、同美術館では、千葉市美術館の『瀧口修造とマルセル・デュシャン』との相互割引、両美術館間の無料送迎バスサービスを行っている。詳細は公式ウェブサイトを参照。

Copyrighted Image