資本空間—スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.1 豊嶋康子 @ ギャラリーαM


豊嶋康子「アンカー」2015年

資本空間—スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.1 豊嶋康子

2015年4月11日(土)-5月16日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:4月11日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:4月11日(土)19:00-

ギャラリーαMは、今年度のαMプロジェクトのキュレーターに栃木県立美術館シニア・キュレーターの山本和弘を招聘し、「資本空間―スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」というタイトルのもと、7人のアーティストの個展を開催する。

山本が掲げる「資本空間―スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」とは、ヨーゼフ・ボイスが提起した「資本空間」という概念を、ロバート・スミッソンが二次元ピクチャーを打破すべく用いた「スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャー(三次元論理画像)」という概念を援用しつつ読み替え、資本と創造性の関係性を問い直す試みである。(詳細は、山本和弘「資本空間―スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」)

本シリーズ第一弾は豊嶋康子の個展。豊嶋は1967年埼玉県生まれ。90年代から日常生活を構成する制度や基準を軽やかにかつ鋭く批評する作品を制作している。近年は、自己を規定するシステム、他者との関わりをも対象に含んだ制作活動を展開している。東京藝術大学在学中の90年に『ART TODAY 1990 複製技術時代の芸術復興』展に出品、田村画廊での個展を開催すると、今日まで継続的に作品発表を行なう。昨年、豊嶋が96年から継続的に個展を開催しているM画廊(栃木)より初個展から現在に至るまでの42作品を収録した『TOYOSHIMA YASUKO : works 1990-2013』(2014)を刊行した。本展では、板や木片を重層的に組み合わせた「パネル」シリーズの新作を発表する。本展に際し、キュレーターの山本は「豊嶋康子—メタ批評絵画 Inside Looking Out (1)」を公式ウェブサイトに寄せている。


デザイン:大西正一

なお、『資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸』の全日程は以下の通り。

vol.1 豊嶋康子:2015年4月11日(土)-5月16日(土)
vol.2 村上華子:2015年5月30日(土)-7月4日(土)
vol.3 隠崎麗奈:2015年7月18日(土)-8月29日(土)(夏期休廊:8/9-8/17)
vol.4 鈴木孝幸:2015年9月12日(土)-10月17日(土)
vol.5 藤堂  :2015年10月31日(土)-12月5日(土)
vol.6 河合政之:2015年12月19日(土)-2016年2月6日(土)(冬期休暇:12/27-1/11)
vol.7 白川昌生:2016年2月20日(土)-3月26日(土)

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