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広島・長崎 被爆70周年
戦争と平和展
2015年7月25日(土)-9月13日(日)
広島県立美術館
http://www.hpam.jp/
開館時間:9:00-17:00(ただし、金曜は20:00まで)入館は閉館30分前まで
※7/25は10:00開場
会期中無休
広島県立美術館では、被爆70周年を迎える2015年、長崎県美術館との協働で両館のコレクションと国内の美術館・大学等の所蔵品を通じて、戦争の惨禍と、その対極にある恒久平和の希求をテーマとした展覧会『戦争と平和展』を開催する。
本展では、戦争を大規模化・総力戦化し、近代戦争へと変容させた19世紀のナポレオン戦争を始点として、20世紀のふたつの世界大戦を取り上げ、美術が戦争をどのように描いたのかを巡るとともに、広島と長崎の悲劇と祈りがどのように表象され続けてきたのかを紹介していく。
展覧会は「総力戦の先触れ——ナポレオン戦争の栄光と悲惨」、「最初の総力戦と次なる戦争の予感——第一次世界大戦と両大戦間期の美術(1914〜1938)」、「史上最大の戦争と破局の表象——第二次世界大戦と美術(1939〜1945)」、「被爆70年——広島・長崎に残された記憶のかたち(1945〜)」の4つのパートで構成される。
会期中には、講演会やシンポジウム、被爆手記朗読劇、美術講座など多様なイベントが予定されている。また、同館では、戦争と平和展開催記念展示として『日本とアジアの工芸作品 ―つながる心 平和の礎』を9月27日まで開催中。

関連イベント
被爆手記朗読劇「夏の雲は忘れない」
公演:夏の会(主演:高田敏江/長内美那子/中村たつ/岩本多代/寺田路恵/渡辺美佐子)
2015年7月25日(土)15:00-16:15
会場:広島県立美術館 地下講堂
記念講演会「描かれた戦争:ナポレオン時代を中心として」
講師:千足伸行(広島県立美術館長)
2015年7月26日(日)13:30-15:00
会場:広島県立美術館 地下講堂
シンポジウム「戦争画と『原爆の図』をめぐって―その政治性と芸術性の問題―」
講師:平瀬礼太(美術史家)、岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)、大井健地(広島市立大学名誉教授)、西原大輔(広島大学大学院教授)
司会:谷藤史彦(ふくやま美術館学芸課長)
2015年8月1日(土)14:30-16:30
会場:広島県立美術館 地下講堂
共催:広島芸術学会
記念講演会「〈戦争の世紀〉と葛藤する美術―二つの世界大戦とその狭間で」
講師:河本真理(本展学術協力者、日本女子大学教授)
2015年8月2日(日)13:30-15:00
会場:広島県立美術館 地下講堂
特別セミナー「戦時中のファッションを考える」
講師:津島由里子(安田女子大学非常勤講師)
2015年8月16日(日)13:30-15:00
会場:広島県立美術館 地下講堂
協力:石田あさきトータルファッション専門学校
シンポジウム「〈現代〉戦争の表象―絵画/写真/文学が交差する戦場」
講師:河本真理(本展学術協力者、日本女子大学教授)、飛嶋隆信(東京農工大学大学院准教授)、久保昭博(関西学院大学准教授)、山下寿水(本展担当学芸員)
2015年8月23日(日)13:30-16:30
会場:広島県立美術館 地下講堂
美術講座「国内外の展覧会から見る美術と戦争」
講師:山下寿水(本展担当学芸員)
2015年9月5日(土)13:30-14:30
会場:広島県立美術館 地下講堂
キッズゲルニカ・ワークショップ
講師:加藤宇章(アトリエぱお代表)
2015年8月10日(月)10:00-16:00
会場:広島県立美術館 地下講堂
対象:中学生以下
参加料:無料
定員:先着35名
共催:広島芸術学会
※平和への想いを伝える大きな絵画を制作。
※参加希望者は事前に広島県立美術館へ電話予約。
※昼食は各自。(館内での飲食は不可)
被爆体験継承講話「平和の語り部」
講師:被爆を語り継ぐ会
2015年8月7日(金)11:00-
2015年8月21日(金)11:00-
2015年9月4日(金)11:00-
会場:広島県立美術館 1階ロビー
※無料、事前申込不要
そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

戦争と平和展開催記念展示
日本とアジアの工芸作品 ―つながる心 平和の礎
2015年7月4日(土)-9月27日(日)
広島県立美術館2階第4展示室
http://www.hpam.jp/