菅木志雄 @ ヴァンジ彫刻庭園美術館


「内外環縁」1989年 © Kishio Suga photo: Tsuyoshi Satoh

菅木志雄
2014年11月2日(日)-2015年3月24日(火)
ヴァンジ彫刻庭園美術館
http://www.vangi-museum.jp/
開催時間:10:00-16:30(11,12,1月)10:00-17:00(2,3月)
休館日:水(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月24日は開館)

ヴァンジ彫刻庭園美術館では、「もの派」の代表的なアーティストのひとりとして知られ、1960年代後半より自然物とそれを取り囲む空間を探求し続ける菅木志雄の個展を開催する。

菅木志雄は1944年岩手県生まれ。多摩美術大学絵画科で斎藤義重に学び、68年に卒業すると、同年、椿近代画廊で初個展を開催する。作品制作と並行して、数多くのパフォーマンス(2004年にすべてのパフォーマンスを「アクティヴェイション」に改称)や執筆による批評行為を継続している。これまでに第38回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(1978)や『前衛芸術の日本』(ポンピドゥーセンター、1986)など数多くの国際展や企画展に参加。近年の「もの派」に対する国際的な再評価の中で、欧米での発表機会が増えている。本展は2005年に岩手県立美術館で開催された個展『揺らぐ体空 菅木志雄インスタレーション』以来、9年ぶりの国内美術館での個展となる。また、来年初頭には東京都現代美術館での個展が控えている。


「無限状況」1970年 © Kishio Suga

本展では、「野展」と称して写真でのみ記録されてきた野外作品から、70年代以降から新作まで時代ごとの代表的な作品を展示。会期初日には、これまでに鑑賞者の前で数多く実践された「アクティヴェイション」を2009年以来5年ぶりに美術館で行なう。加えて、貴重な映像、図書資料を展示。菅の「一過性の世界」の構造に向けられた思考を辿る。

関連イベント
アクティヴェイション+アーティストトーク
2014年11月2日(日)15:00-16:30
会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館 展示棟
定員:なし(申込不要)要当日観覧券

トークイベント1 菅木志雄と周縁―1970年前後の美術
粟田大輔(美術批評家)
成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
2015年1月18日(日)14:00-15:30
会場:クレマチスの丘アカデミーフォーラム
定員:100名(要予約)要当日観覧券、全席自由
予約方法:クレマチスの丘コミュニケーションセンター 055-989-8785

トークイベント2 菅木志雄と「もの派」の現在
千葉成夫(美術評論家、中部大学教授)
中井康之(国立国際美術館主任研究員)
森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
2015年3月8日(日)14:00-15:30
会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館 展示棟
定員:100名(要予約)要当日観覧券、全席自由
予約方法:クレマチスの丘コミュニケーションセンター 055-989-8785

※そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

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