メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン @ 森美術館

メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン
9月17日(土)−2012年1月15日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館日時:会期中無休 10:00–22:00(1月3日を除く、毎週火曜、9月25日は17:00閉館)

1960年代に日本で生まれ、世界に広がった建築運動「メタボリズム」の総括を試みる展覧会『メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン』が森美術館にて開催される。
1960年代、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦ら、丹下健三に強い影響を受けた建築家を中心に展開された建築運動「メタボリズム」。生物学で「新陳代謝」を意味するこの語は、環境に瞬時に適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖する建築や都市のイメージを表していた。戦争で荒廃した日本が復興し高度経済成長期へと移行した時代にメタボリズムが提唱され、そこには理想の都市を通じたよりよいコミュニティの形成への希望も含まれている。
本展では「メタボリズムの誕生」「メタボリズムの時代」「空間から環境へ」「グローバル・メタボリズム」の4つの視点からメタボリズムを紹介。そのほか、特設されるメタボリズム・ラウンジでは、メタボリズムの影響が見られる現代のプロジェクトなどが紹介される。
関連シンポジウムや20世紀日本の建築工事の現場を記録した映像作品から、代々木体育館、出雲大社などの現場の記録や黒川紀章の現場などを紹介するニッポン建築映像祭などが企画されている。詳細は公式ウェブサイトを参照。(http://www.mori.art.museum/contents/metabolism/

各シンポジウム
9月18日(日) 第1回13:00–15:30 第2回16:30–18:30(申込み終了)
第1回「メタボリストが語るメタボリズム」
出演者: 栄久庵憲司(インダストリアル・デザイナー)、神谷宏治(日本大学名誉教授)、菊竹清訓(建築家)、槇文彦(建築家)
モデレーター: 内藤廣(建築家)

第2回「メタボリズムという政治」
出演者: 東浩紀(作家、批評家)、レム・コールハース(建築家)、御厨貴(東京大学先端科学技術研究センター教授)、ネイダー・ヴォスーギアン(キュレーター、都市論者)
モデレーター: 八束はじめ(建築家、建築批評家、芝浦工業大学教授)

10月14日(金) 19:00–21:00(申込み:9月14日より)
第3回「メタボリズムのDNA:社会システム編」
出演者: 塚本由晴(建築家)、平田晃久(建築家)、吉村靖孝(建築家)
モデレーター: 五十嵐太郎(東北大学教授)

10月20日(木) 19:00–21:00(申込み:9月14日より)
第4回「メタボリズムのDNA:建築家の役割編」
出演者: 藤本壮介(建築家)、藤村龍至(建築家)
モデレーター: 五十嵐太郎(東北大学教授)

Copyrighted Image