幸福はぼくを見つけてくれるかな? @ 東京オペラシティ アートギャラリー


Peter Fischli David Weiss Untitled (1981-2001) ©Peter Fischli David Weiss, Zürich 2014, Courtesy Sprüth Magers Berlin London, Matthew Marks Gallery, New York, Galerie Eva Presenhuber, Zürich. Installation view from Venice biennial, 2003

幸福はぼくを見つけてくれるかな?—石川コレクション(岡山)からの10作家
2014年4月19日(土)-6月29日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/
開館時間:11:00-19:00(金曜、土曜は20:00まで)最終入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし4/28、5/5は開館)

今年9月に開館15周年を迎える東京オペラシティ アートギャラリーは、『幸福はぼくを見つけてくれるかな?—石川コレクション(岡山)からの10作家』を開催する。

本展タイトルは、出品作家のペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイスが第50回ヴェネツィア・ビエンナーレで発表した作品「無題(質問)」を書籍化した際のタイトルを引用している。(同書日本語版はFOILより2011年に刊行されている。)同作品で問いかけられる質問には「このビール代 だれか肩代わりしてくれない?」、「この町を仕切ってるのはどこのどいつだ?」、「居心地のよさは家畜小屋にあり?」といった日常的なものや哲学的なものなどが4ヶ国語で映し出される。


Pierre Huyghe A Way in Untilled (2012/2013) ©Pierre Huyghe, Courtesy the artist, Esther Schipper, Berlin, Marian Goodman Gallery, New York / Paris

本展はフィッシュリ&ヴァイスのほか、さまざまな事象に取り組む国際的に活躍するアーティストの作品を通じて、私たちをとりまく世界に対する新しい眼差しを発見し、問いかける力を獲得する機会となる。出品作品はピエール・ユイグがドクメンタ13で発表した「未耕作地」の記録ともいえる映像作品「未耕作地の場景」(2012/2013)、映像編集技術を効果的に使用して個人の体験や記憶と歴史の関係を問う映像作品で知られるオマー・ファストの「コンティニュイティ」(2012)、グレン・ライゴンが産業廃棄物の炭塵を使い、自らと同じアフリカ系アメリカ人のJ.ボールドウィンの「村の異邦人」(1953)のテキストを繰り返し、重ね描いた「ストレンジャー #67」(2012)など。

参加アーティスト;
ミルチャ・カントル、オマー・ファスト、ライアン・ガンダー、リアム・ギリック、ピエール・ユイグ、小泉明郎、グレン・ライゴン、島袋道浩、ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス、ヤン・ヴォー


Left: Danh Vo Lot 20. 2 Kennedy Administration Cabinet Room Chairs (2013) (related image) photo: Danh Vo. Right: Glenn Ligon Stranger #67 (2012) ©Glenn Ligon. photo: Ron Amstutz.

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