平川典俊『木漏れ日の向こうに』@ 群馬県立近代美術館


Beyond the sunbeam through trees (2011) Installation.
Courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media(YCAM)
Photo: Ryuichi Maruo(YCAM)

平川典俊『木漏れ日の向こうに』
4月14日(土)–6月10日(日)
群馬県立近代美術館
http://mmag.pref.gunma.jp/
開館日時:火–日、祝(ただし、月曜が祝日の場合は翌日休館)
9:30-17:00 ※入館は閉館30分前まで

1993年に渡米し、以後ニューヨークを拠点に活動を続けるアーティスト平川典俊の日本初となる大規模回顧展『木漏れ日の向こうに』が群馬県立近代美術館にて開催される。
社会システムと個人、個人と自由意志についての真摯な問いかけと提言という一貫した態度のもとに、身体性、ジェンダー、メディア、宗教、そして、現代美術そのものなど、広範囲かつ挑発的なテーマを扱う平川。その表現方法も、写真やビデオ、サウンド、テキスト、インスタレーションはもちろん、パフォーマンスやレクチャーなど多岐に渡る。これまでにも、ポンピドーセンター、フランクフルト近代美術館など世界各国で300回を超える展覧会に作品を発表している。
本展は、山口情報芸術センターでダンサーの安藤洋子(フランクフルト、フォーサイスカンパニー)、作曲家のミヒャエル・ローター(ノイ!-NEU!-)と共同で制作した「木漏れ日の向こうに」(2011)や「New Clear Era—新しい明らかな時代」(2007-)、初期代表作「フロストバイト」(1989)などで構成され、これまでの軌跡を振り返るとともに、これからの世界におけるアートと社会の関わり、アートが果たす役割についての再考を促す機会となる。
会期中には、シンポジウムや記念講演会などが予定されており、詳細は決定次第、同美術館ウェブサイトにて発表される。

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