資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.3 隠崎麗奈 @ ギャラリーαM


隠崎麗奈「身支度」2015年 撮影:柳場大

資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸
vol.3 隠崎麗奈
2015年7月18日(土)-8月29日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝、夏期休廊(8/9-8/17)
※アーティストトーク:7月18日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:7月18日(土)19:00-

ギャラリーαMでは、「資本空間 ― スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸」第三弾として、FRPを使用したポップな色彩、形状の彫刻で知られる隠崎麗奈の個展を開催する。

隠崎麗奈は1977年岡山県生まれ。2002年に武蔵野美術大学大学院を修了。以降、東京を中心にほぼ毎年個展を開催している。昨年は山本優美との二人展『Killing Me Softly—隠崎麗奈・山本優美』をgallery OUT of PLACE TOKIOで開催。そのほか、主な個展に『もらうもの』(gallery OUT of PLACE TOKIO、2013)、『goldie H.P.FRANCE x 隠崎麗奈』(渋谷パルコpart1、2013)、『サニーサイドアップ』(art + cafe シファ、岡山、2012)がある。2012年には岡山県新進美術家育成「I氏賞」奨励賞を受賞している。

本シリーズのキュレーターを務める山本和弘(栃木県立美術館シニア・キュレーター)は、公式ウェブサイトに寄せた「隠崎麗奈—オカシモス Inside Looking Out (3)」で、隠崎が西武渋谷店のオルタナティブスペースで発表した彫刻に、ヨーゼフ・ボイスの「私は女性的なものを未来の可能性に向かって大きく開かれたもの、と呼びたいのです」*1 という言葉を想起したと記している。また、山本はその彫刻の「石油を原料にして肥大化させたファンシーフォームとドリーミーカラーが視覚的な優位性を触覚的な近距離へと強制的に譲渡させるトランザクションの構造」にボイスの彫刻の構造に近似を見出だしている。
*1 ”Leiblicher Logos:14 Künstlerinnen aus Deutschland” ifa,Stuttgart,1995,S.11

会期初日は、アーティストトーク、オープニングパーティーを開催。なお、ギャラリーαMは8月9日から8月17日の間、夏期休廊となる。

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