アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール! @ シアター・イメージフォーラム

アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!
2016年12月17日(土)-2017年1月13日(金)
シアター・イメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/theatre/

公式ウェブサイト:http://moviola.jp/api2016/woods2/index.html

シアター・イメージフォーラムでは、東京都写真美術館での個展が開幕したばかりのアピチャッポン・ウィーラセタクンの特集上映「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!」を開催する。

アピチャッポン・ウィーラセタクンは1970年バンコク生まれ。2010年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞をはじめ、初期作から最新作まで、世界各地の映画祭で高い評価を受けている。映画のみならず、現代美術においても卓越した空間構成による映像インスタレーションは世界各地の美術館や国際展で紹介されており、昨年は光州のアジアン・アート・シアターで初のパフォーマンス作品「フィーバー・ルーム」を発表するなど幅広い活動を展開している。

「アピチャッポンイヤー」と銘打たれた2016年。日本未公開だった『世紀の光』や最新作『光りの墓』の上映、過去の劇場公開作品や美術館やギャラリーで発表してきた中・短編の上映のみならず、福岡での参加型映像制作ワークショップ「T.A.P(天神アピチャッポンプロジェクト)」、『青森EARTH2016 根と路』(青森県立美術館)、さいたまトリエンナーレ2016、『BODY/PLAY/POLITICS』(横浜美術館)、『アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち』(東京都写真美術館)とさまざまな形で作品を発表している。また、来年2月に開催される国際舞台芸術ミーティング in 横浜2017(TPAM2017)でも、上述した「フィーバー・ルーム」の上演が決定している。

12月17日から開幕する「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016 アンコール!」では、『光りの墓』(2015)、『ブンミおじさんの森』(2010)、『世紀の光』(2006)、『トロピカル・マラディ』(2004)、『ブリスフリー・ユアーズ』(2002)、『真昼の不思議な物体』(2000)のほか、マイケル・シャオワナーサイとの共同監督作品『アイアン・プッシーの大冒険』(2003)を上映。さらに、アピチャッポン作品の主な舞台、タイ東北部イサーン地方を描いた『トーンパーン』(監督/スラチャイ・ジャンティマートン、パイジョン・ライサグン、ユッタナー・ムクダーサニット、1976)と『東北タイの子』(監督/ウィチット・クナーウット、1982)を関連作品として上映する。12月19日(月)15:30の回『光りの墓』上映後および同日18:30の回『世紀の光』上映前に、アピチャッポン本人によるトークを予定している。上映作品およびタイムテーブルは公式ウェブサイトを参照。


「光りの墓」 © Kick The Machine Films / Illuminations Films (Past Lives) / Anna Sanders Films / Geißendörfer Film-und Fernsehproduktion /Match Factory Productions / Astro Shaw (2015) 提供・配給:ムヴィオラ


「アイアン・プッシーの大冒険」 ©Kick the Machine Films 提供:GMM GRAMMY Public Company Limited


「トーンパーン」 © The Isan Film Group 提供:Multimedia Thailand

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