エムレ・ヒュネル エオリアン過程 @ CCA北九州プロジェクト・ギャラリー

エムレ・ヒュネル エオリアン過程
2013年12月2日(月)-12月27日(金)
CCA北九州プロジェクト・ギャラリー
http://www.cca-kitakyushu.org/
開館時間:10:00-17:00
休廊日:日、祝
※レセプション:11月30日(土)17:00-19:00

CCA北九州プロジェクトギャラリーでは、現在、森美術館のMAMプロジェクトで作品を発表しているエムレ・ヒュネルのプロジェクト「エオリアン過程」を発表する。

ヒュネルは1977年イスタンブール生まれ。ドローイングや映像、彫刻、版画など、さまざまな媒体を用いて作品制作を行っている。また、これらの要素にヒュネル自身が集めた写真や映像資料を加えて、特定の出来事や史実に基づく文書などを織り込んだインスタレーション作品も発表している。これまでに、昨年のマニフェスタ9をはじめ、釜山ビエンナーレ(2010年)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2009年)、『ヤンガー・ザン・ジーザス』(2009年,ニューミュージアム)、マニフェスタ7など、多数の国際展、企画展に参加している。

本展では、昨年から今年にかけて、ユタ美術館での個展で発表された二部構成の16ミリ映像作品「エオリアン過程#1と#2」を発表する。同映像作品は、陶器製造所、塗装室、人工光を採用したスタジオという3つの異なる場所で撮影されている。作品タイトルは自然の力、とりわけ、地球やほかの惑星の表面を形成していく風の速力に言及したもの。作品の素材が自身のスタジオに置かれている間、それらの位置がどのように変化し、様相を変えていくのかといった過程を追いながら、ヒュネルはユートピア的建築や惑星の風景、飛行についての考察や文明の残骸の抽象をつくりだすことに関心を示している。

なお、CCA北九州では来年9月からはじまるリサーチプログラムのアプリケーションの受付を開始している。応募条件や応募要項などは公式ウェブサイトを参照。

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