『日常/ワケあり』@ 神奈川県民ホールギャラリー

『日常/ワケあり』
10月18日(火)–11月19日(土)
神奈川県民ホールギャラリー
http://www.kanakengallery.com/
開館日時:会期中無休 10:00–18:00
(毎週土曜は19時まで、ただし、10月29日はイベントのため14時まで)

神奈川県民ホールギャラリーでは、開館35周年を記念し、2009年に行われた『日常/場違い』に引き続き「日常」をテーマとした企画第2弾として、『日常/ワケあり』が開催される。
近年も『日常/場違い』のほか、塩田千春(2007年)、小金沢健人(2008年)、昨年の泉太郎の個展を開催するなど、若手アーティストを継続的に取り上げている神奈川県民ホールギャラリー。今回はニューヨークで活動する江口悟、田口一枝、播磨みどりの3名のアーティストの作品で構成する。
江口は家具や日用品をモチーフに、ドローイングや絵画の手法をとりまぜた立体作品によるインスタレーションで、日常の再構成を行い、記憶と現実の往来、自己と他者との関係性の再認識を試みる。田口はステンドガラスを学んだ後、その枠にとらわれることのない彫刻やインスタレーションを手掛け、本展ではシルバー・プラスティック・フィルムにLEDライトの光を照射し、光を交錯させるインスタレーションを制作する予定。播磨は本やインターネットから不特定かつ複数の断片的なイメージを繋ぎあわせ、ひとつの全体像を作り出す方法で、人間、動物、日用品のオブジェを制作。本展ではこれらのオブジェにプロジェクションを加えたインスタレーションを発表する。
また、本展開催中の10月29日には、美術を他ジャンルと実験的に関係させ、新たなアート・シーンの創造を試みる「アート・コンプレックス」が開催される。5回目となる今回は生誕100年を迎えるジョン・ケージに焦点をあて、「不確定性」をテーマに田口のインスタレーション内でパフォーマンスが展開される。展覧会期中には参加アーティストによるアーティストトークのほか、アート・コンプレックスに出演する寒川晶子によるピアノのインプロヴィゼーション、平原慎太郎によるダンス・パフォーマンスが予定されている。

特設ウェブサイト:http://www.nichijo-wakeari.info/

第82回舞台芸術講座
NEWYORK–KANAGAWA2011
日常/ワケありxアート・コンプレックス2011
ジョン・ケージ生誕100年 せめぎ合う時間と空間
10月29日(土)16:00–
入場料:2500円(全席自由)

プログラム(予定)
ジョン・ケージ ≪フリーマン・エチュード≫より
ジョン・ケージ ≪ヴァリエーションズ≫より
ジョン・ケージ ≪危険な夜≫

美術/田口一枝
出演/亀井 庸州(ヴァイオリン)
   北村 明子(ダンス)
   寒川 晶子(ピアノ)
   一柳 慧(解説)

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