「A Town of the Birds #4」2015年
野口里佳『鳥の町』
2015年12月19日（土）-2016年1月30日（土）
ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com/
開館時間：11:00-19:00
休廊日：日、月、祝、12/27-1/6
ギャラリー小柳では、90年代前半より完成度の高いシリーズを国内外で発表してきた写真家、野口里佳の個展『鳥の町』を開催する。
野口里佳は1971年埼玉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科在学中の92年に写真作品の制作をはじめると、3.3㎡展や写真新世紀で若手の登竜門的なコンペに出品、96年には写真新世紀年間グランプリを受賞する。2001年には初期シリーズ「フジヤマ」「潜る人」「鳥を見る」を収録した写真集『鳥を見る』（2001）を出版。同年には丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2004年に原美術館、バーミンガムの「アイコン・ギャラリーで個展を開催するなど、展覧会での発表を中心に活動を続ける。近年の主な個展に、『光は未来に届く』（IZU PHOTO MUSEUM、2011-2012）、グループ展に第８回シャルジャ・ビエンナーレ（2007）、第55回カーネギー・インター ナショナル（カーネギー美術館、2008）、『光 松本陽子／野口里佳』（国立新美術館、2009）、ヨコハマトリエンナーレ2011などがある。
ギャラリー小柳では８年ぶり、４度目の個展となる本展では、渡り鳥がやって来るベルリン郊外の小さな町を撮影した新作シリーズ「鳥の町」を発表する。野口が写し取った現実のなかの、偶然とも必然ともいえる「ある瞬間」「ある光景」は、日常の延長にある地上の風景にも関わらず、時空を超え、どこか知らない世界へとつながる入り口のように、見るものを別の世界へ誘う。
なお、野口は東京・品川のキヤノンギャラリーSでも、個展『夜の星へ』を開催。一日の終わりに２階建てのバスの中から眺めた景色を撮影した写真を展示する。
野口里佳『夜の星へ』
2015年12月17日（木）-2016年2月8日（月）
キヤノンギャラリーS
http://cweb.canon.jp/gallery/s/
開館時間：10:00-17:30
休廊日：日、祝、12/29-1/4
ギャラリートーク
野口里佳
中島英樹（グラフィックデザイナー）
光田由里（DIC川村記念美術館学芸員）
2015年12月19日（土）14:00-
会場：キヤノンSタワー１階 キヤノンギャラリーS
定員：先着50名
無料
※要申込（申込は公式ウェブサイトを参照）