パランプセスト―重ね書きされた記憶 vol.1 飯嶋桃代 @ ギャラリーαM


飯嶋桃代「開封の家ーa happy marriage」2014年 撮影:末正真礼生

パランプセスト―重ね書きされた記憶 vol.1 飯嶋桃代
2014年5月24日(土)-6月21日(土)
ギャラリーαM
http://www.musabi.ac.jp/gallery/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝

武蔵野美術大学が運営するギャラリーαMでは、今年度のαMプロジェクト2014『パランプセスト―重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き』の第1回目となる飯嶋桃代の個展を開催している。企画は美術批評家の北澤憲昭。

飯嶋桃代は1982年神奈川県生まれ。女子美術大学大学院博士後期課程を2011年に修了している。「かつて誰かの生活で使われていたものを収集し、破壊し、再構築する」という基本理念のもと、素材をパラフィンワックスで鋳造し、家の形に切り出した「開封のイエ」シリーズや、本物の毛皮のコートをフェイクファーへ置き換えていく工程を作品化した「format」シリーズなどを発表。昨年は「画廊からの発言—新世代への視点2013」(企画:東京都現代美術画廊会議)でギャルリー東京ユマニテの個展で、壁一面に貼られたボタンを縫い付けられた布に、ボタンホールによって別の布を繋ぎ止めて人型を立ち上がらせる作品を発表した。

企画を担当した北澤によるテクスト「Home Bittersweet Home――飯嶋桃代のインスタレーション」が同ギャラリーウェブサイトに掲載されている。なお、今年度のαMプロジェクトは、北澤のほか、宮城県美術館総括研究員の和田浩一がゲストキュレーターを務める。

展覧会初日に行なわれた飯嶋と北澤のアーティストトークの記録はYoutubeにて視聴可能。

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