広島・長崎 被爆70周年 戦争と平和展 @ 長崎県美術館


東松照明《上野町から掘り出された腕時計 長崎国際文化会館・平野町》1961年 長崎県美術館蔵

広島・長崎 被爆70周年
戦争と平和展
2015年9月20日(日)-10月25日(日)
長崎県美術館
https://www.nagasaki-museum.jp/
開館時間:10:00-20:00 最終入場は閉館30分前まで
休館日:第2・4月曜(祝日の場合は翌火曜)

長崎県美術館では、被爆70周年を迎える2015年に広島県立美術館と協働し、両館のコレクションと国内の美術館・大学等の所蔵品を通じて、戦争の惨禍と、その対極にある恒久平和の希求をテーマとした展覧会『戦争と平和展』を開催する。

本展では、第二次世界大戦だけを扱うのではなく、戦争を大規模化・総力戦化し、近代戦争へと変容させた19世紀のナポレオン戦争を始まりとして、20世紀のふたつの世界大戦に関連する作品を取り上げ、美術は戦争をどのように描いたのか、芸術家たちはいかなる立場から創造し、変容していったのかを考察するとともに、広島と長崎の悲劇と祈りはどのように表象され続けてきたかの歩みを、約200作品(展示替作品を含む)を通じて紹介する。

会期中には、学術的な側面から展覧会制作に協力した河本真理による講演会、広島会場での展覧会時に広島市現代美術館や広島県立美術館の両美術館で映像作品を発表した本展出品作家カーク・パーマーによるアーティスト・トーク、木下恵介が終戦の前年に製作した映画『陸軍』の上映会を企画している。なお、長崎県美術館では本展会期中の10月10日から12月6日まで、『1∞ ミナカケル —ミナ ペルホネンの今までとこれから』を同時開催する。


フランシスコ・デ・ゴヤ《戦争の惨禍(15)「もう助かる道はない」》1810-14年 長崎県美術館蔵

関連企画
講演会「近現代の〈総力戦〉と葛藤する美術―ナポレオン戦争から広島・長崎まで」
講師:河本真理(本展学術協力者、日本女子大学教授)
2015年9月20日(日)14:00-15:30
会場:長崎県美術館 ホール
定員:100名(先着)、無料(要本展観覧券)

出品作家によるアーティスト・トーク
講師:カーク・パーマー
2015年9月21日(月、祝)14:00-16:00
会場:長崎県美術館 ホール
定員:100名(先着)、無料(要本展観覧券)

映画「陸軍」上映会(昭和19年制作、監督:木下恵介)
2015年9月26日(土)11:00-12:40、15:00-16:40
会場:長崎県美術館 ホール
定員:100名(先着)、無料

※上記以外の関連イベントは、美術館公式ウェブサイトを参照。

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