三嶋りつ惠個展『あるべきようわ』@ 資生堂ギャラリー

三嶋りつ惠個展『あるべきようわ』
4月12日(火)-6月19日(日)
資生堂ギャラリー
http://www.shiseido.co.jp/

ヴェネツィア在住のガラス作家、三嶋りつ惠の個展『あるべきようわ』が資生堂ギャラリーにて開催される。三嶋は1989年にヴェネツィアに移住し、96年よりムラーの島のガラス工房に通い、職人とのやりとりを通して作品を制作している。美しい色や華麗なデザインで何世紀にもわたり人々を魅了してきたヴェネツィアのガラスの多くが色を用いたものであるにもかかわらず、三嶋はあえて色のない作品を制作する。展覧会タイトルである「あるべきようわ」(阿留辺幾夜宇和)は、鎌倉時代初期の高僧、明恵の座右の銘だといわれている。「あるがまま」や、「あるべきように生きる」ということではなく、時により事により、その時その場において「あるべきようは何か」と問いかけ、その答えを生きようとすることを意味する。2001年にロンドン・サザビーズよりジョルジオ・アルマーニ賞を受賞、2009年のヴェネツィア・ビエンナーレ出展のほか、2007年のヴァンジ彫刻庭園美術館や昨年のボイマンス・ファン・ブーニンゲン美術館などで個展を開き、国内外で活躍をしている。本展では最新作を含む約25点の作品が発表される予定。

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