公開制作69 風間サチコ たゆまぬぼくら @ 府中市美術館

公開制作69 風間サチコ たゆまぬぼくら
2016年11月12日(土)-2017年2月26日(日)
府中市美術館
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html
開館時間:10:00-17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月、年末年始、展示替えの期間など

展覧会URL:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/kazamasachiko.html

府中市美術館では、浮世絵など民衆的伝統をもつ木版画の技術を用い、社会に対する深い洞察を込めた、ユーモラスな独自の世界を形作る作家、風間サチコの公開制作を行なう。

風間サチコは1972年東京都生まれ。1996年武蔵野美術学園版画研究科修了。ユーモアと機知に富んだ木版表現が注目を集め、内外の展覧会に招待される。無人島プロダクションなど、ギャラリーでの個展多数。近年のグループ展に、第11回光州ビエンナーレ(2016)、 『18th DOMANI・明日展』(国立新美術館、2015)、台湾ビエンナーレ2015、『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』(東京オペラシティアートギャラリー、2015)、『We can make another future: Japanese art after 1989』(オーストラリア・クイーンズランド州立美術館、2014)、『魅惑のニッポン木版画』(横浜美術館、2014)、『六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト』(森美術館)がある。

「たゆまぬぼくら」は、東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、日本におけるスポーツ文化や学校での体育教育にあふれる、精神論的な健康至上主義をテーマとしている。選手らが語る「錬成すれば勝てる」「夢は実現できる」といった考え方の根底に、戦前から続く近代合理主義の徹底がある。公開制作では、作家自身が新作の銀屏風の前に着座し、近代オリンピックと聖戦のシンボル像「近代五種麿(きんだいごしゅまろ)」と、大会出場選手の木版画を作る予定。会期中には、ワークショップやアーティストトークも開催する。

制作公開(※作品完成後は展示)
日程:11月12日(土)・13日(日)・20日(日)・27日(日)、12月4日(日)・11日(日)・25日(日)、1月8日(日)・15日(日)・22日(日)・29日(日)、
2月5日(日)
時間:12:00-17:00


「獲物は狩人になる夢を見る」2016年、木版画(パネル、和紙、墨)、撮影:宮島径 
© Sachiko Kazama Courtesy of MUJIN-TO Production

関連企画
ワークショップ「木版画で参加!夢りんぴっく」
講師:風間サチコ(美術家)
2017年2月12日(日)13:00-17:00
場所:創作室
対象・定員:小学5年生以上20人
費用:100円(材料費)
内容:木版による共同制作(自分の分は持ち帰り可)
申込方法:1月31日(月)まで(当日消印有効)に、往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、返信用あて名を記入して、府中市美術館「木版画」係へ

アーティストトーク「たゆまぬぼくら」
2017年2月19日(日)14:00-
出演:風間サチコ(美術家)、野老朝雄(アーティスト、東京2020大会エンブレム制作者)
場所:講座室
費用:無料
参加方法:当日直接会場へ


「平成博2010(ふるさと創生館)」2010年、木版画(パネル、和紙、墨)、38x53cm、作家蔵、
撮影:宮島径

同時開催
企画展『生誕130年記念 藤田嗣治 −東と西を結ぶ絵画−』
2016年10月1日(土)-12月11日(日)

企画展『ガラス絵 幻惑の200年史』
2016年12月23日(金、祝)-2017年2月26日(日)

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