下道基行展−風景に耳を澄ますこと @ 黒部市美術館


下道基行「石」2016年

下道基行展−風景に耳を澄ますこと
2016年7月23日(土)-10月10日(月・祝)
黒部市美術館
http://www.city.kurobe.toyama.jp/event-topics/svTopiDtl.aspx?servno=8533
開館時間:9:30-16:30 入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、9/19、10/10は開館)、8/12、9/20、9/21、9/23

展覧会担当:尺戸智佳子(黒部市美術館学芸員)

黒部市美術館では、旅やフィールドワークを基にした制作活動で知られる下道基行の個展『下道基行展−風景に耳を澄ますこと』を開催する。

下道基行は1978年岡山県生まれ。武蔵野美術大学を卒業後に東京綜合写真専門学校に通う。現在は愛知県在住。2016年より、国立民族博物館の特別客員教員を務める。戦争や日本植民地時代の遺構の現状を調査した「戦争のかたち」や「torii」、また、あぜ道に掛かる溝に渡された木の板など、橋のような風景を捉えた「bridge」をはじめとする日常の中に見られるささやかな創造力に焦点をあてた作品など、写真や映像を中心にさまざまな表現形式で作品を発表。そのほか、作品集の出版やインターネット上で展開する「新しい骨董」といったグループでの活動も行なう。2012年には第9回光州ビエンナーレで新人賞を受賞。あいちトリエンナーレ2013、『六本木クロッシング2013』(森美術館)、『他人の時間』(東京都現代美術館、国立国際美術館ほか、2015)など、国内外で数多くの展覧会に参加している。

本展では、下道が取り組んできた「価値や意味の変換、ものの移動、時の移り変わり」をテーマとする複数のシリーズを通じて、個々のシリーズが内包する物語を読み取ると同時に、複数のシリーズの組み合わせを通じて、全体を俯瞰することで見えてくる物語を読み取っていく。また、黒部近郊を調査する中で見えてきた「石」の在り方に着目した新作も発表する。


下道基行「torii」2006-2015年


下道基行「津波石」2015-2016年

関連企画
オープニングセレモニー&アーティストトーク
2016年7月23日(土)14:00-
会場:黒部市美術館
※ 要観覧料

下道基行トークイベント
~沖縄で制作されたガラス作品のことを聞きながら、そのコップでゆるりと飲む会~

2016年7月23日(土)19:00-20:30(開場:18:30)
会場:黒部市美術館展示室内
要観覧券(半券可)
協力:スタジオ尋/屋我平尋

大人のための本気のあそび体験ツアー
「太古の風景に耳を澄ます」

ガイド:下道基行、久保貴志(黒部市吉田科学館学芸員・古生物学)
参加料:2000円、ペア割3500円(交通費、観覧料含む)
1日目
講師:縄文土器制作|川端典子(朝日町埋蔵文化財施設まいぶんKAN学芸員・考古学)2016年7月31日(日)10:00-16:00
会場:朝日町埋蔵文化財施設まいぶんKAN
2日目
講師:縄文土器野焼き|寺田雄山(陶芸家)
2016年8月21日(日)13:00-17:00 ※雨天8月27日(土)
会場:朝日町埋蔵文化財施設まいぶんKAN
※詳細は公式ウェブサイトを参照。

※上記以外の関連企画は、公式ウェブサイトを参照。

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