フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション @ 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー


「スイス・リ本社ビル(30 セント・メアリー・アックス)」1997-2004年、ロンドン、撮影:Nigel Young, Foster+Partners

フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション
2016年1月1日(金、祝)-2月14日(日)
六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
主催:森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(火曜は17:00まで)入館は閉館30分前まで
会期中無休

高名な建築家ノーマン・フォスター率いる「フォスター+(アンド)パートナーズ」の約半世紀に及ぶ設計活動を総合的に紹介する日本初の大規模展覧会『フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション』が、六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーで開催される。

建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞や高松宮殿下記念世界文化賞といった数多くの受賞歴を誇るノーマン・フォスター(1935年マンチェスター生まれ)は、1967年にフォスター・アソシエイツ(後のフォスター+パートナーズ)を設立する。以来、日本の国宝建築に相当する英国保護登録建築物最上級グレードI指定を受けた「ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル」(1975)やガーキンの愛称でロンドン市民に親しまれている「スイス・リ本社ビル」(1997-2004)をはじめ、世界45カ国で300のプロジェクトを遂行している。

本展は、フォスターが活動初期に協働するとともに多大な影響を受けたリチャード・バックミンスター・フラーとのプロジェクトやフォスター+パートナーズの初期作品を紹介する「フォスター+パートナーズを支える建築思想」、エコロジー、サスティナブル、歴史、伝統、地域、国家といった課題に、最先端のデザインと技術で応えてきた膨大なプロジェクトを厳選して紹介する「空間から環境へ—フォスター+パートナーズのデザインプロセス」、現在、実現に向けた研究が行なわれている空想的に見えるプロジェクトから最先端技術に裏付けされた近未来の都市と建築の姿を提示する「都市と建築のイノベーション 未来のライフスタイルを発想する」の3つのセクションで構成される。六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーの展示空間に、模型、映像、家具など膨大な資料群が、東京のパノラマを背景に展示される。


Above:「ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル」1975年、イプスウィッチ、英国、Photo:Tim Street Porter Below:大英博物館「グレートコート」1994-2000年、ロンドン、英国、Photo:Nigel Young, Foster+Partners

関連企画
トークセッション「都市と建築のイノベーション」
出演:デヴィッド・ネルソン(フォスター+パートナーズ デザイン統括シニア・エグゼクティヴ・パートナー)
難波和彦(建築家、東京大学名誉教授)
モデレーター:南條史生(森美術館館長)
2016年1月17日(日)14:00-16:00(開場:13:30)
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
定員:300名(要予約)※申込は公式ウェブサイトを参照。
料金:1,000円(一般)、無料(MAMCメンバー)
※日英同時通訳、手話同時通訳付

ギャラリートーク
第1回「初期から最新プロジェクトまで」
出演:トニー・三木(フォスター+パートナーズ パートナー)
聞き手:前田尚武(森美術館学芸グループ、本展担当者)
2016年1月16日(土)14:00-15:00
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
定員:15名(当日先着順)
料金:無料(要展覧会チケット)

第2回「フォスターとイギリス現代建築の系譜」
出演:今村創平(建築家、千葉工業大学建築都市環境学科准教授)
聞き手:前田尚武(森美術館学芸グループ、本展担当者)
2016年1月28日(木)19:00-20:00
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
定員:15名(当日先着順)
料金:無料(要展覧会チケット)

第3回「フォスター建築にみるバックミンスター・フラーの影響」
出演:小見山陽介(建築家)
聞き手:前田尚武(森美術館学芸グループ、本展担当者)
2016年2月4日(土)19:00-20:00
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
定員:15名(当日先着順)
料金:無料(要展覧会チケット)

※そのほかの関連企画は、美術館公式ウェブサイトを参照。

村上隆の五百羅漢図展
2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/

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