
現在内装工事に伴う休廊中のギャラリーαMでは、今年度、美術批評家で女子美術大学教授の北澤憲昭、宮城県美術館総括研究員の和田浩一を迎えて、αMプロジェクト2014『パランプセスト―重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き』を開催する。
武蔵野美術大学が運営するギャラリーαMは、1988年に現代美術に主眼を置いた新人発掘とその発表の場として開設される。2002年3月の閉廊以降、学生が主体となって運営する「αMプロジェクト」として、特定のスペースを持たずに展覧会活動を行ない、企画展を開催。2009年、これまでの活動の趣旨を継続させながら、ジャンルを問わず質の高い表現と可能性を有するアーティストに作品発表の機会を提供すること、社会に斬新な価値を発信できるキュレーターに展示企画の場を提供することの二点をコンセプトに現所在地である千代田区東神田に再開廊した。
今年度は「パランプセスト―重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き」というタイトルのもと、北澤の企画する飯嶋桃代、岩熊力也、井上雅之、和田の企画する小林耕平、志村信裕、西原功織、青野文昭の全7回の個展が開催される予定。その第1回目を飾る飯嶋の個展は5月24日から。なお、昨年度開催された『楽園創造(パラダイス)—芸術と日常の新地平—』のカタログは同ギャラリー会場にて無料配布される予定。
ギャラリーαM:http://www.musabi.ac.jp/gallery/
「重ね書きされた記憶」北澤憲昭
vol.1 飯嶋桃代:2014年5月24日(土)-6月21日(土)
vol.2 岩熊力也:6月28日(土)-7月26日(土)
vol.3 井上雅之:8月30日(土)-9月27日(土)
「記憶の重ね書き」和田浩一
vol.4 小林耕平:10月11日(土)-11月8日(土)
vol.5 志村信裕:11月15日(土)-12月13日(土)
vol.6 西原功織:2015年1月10日(土)-2月7日(土)
vol.7 青野文昭:2月14日(土)-3月14日(土)