渡辺豪『places』@ アラタニウラノ


渡辺豪「ひとつの場所、あるいは<部屋>の上で」2013年 26min31sec Full HDアニメーション
※一つのスクリーンに両面投影 © Go Watanabe, Courtesy of ARATANIURANO

渡辺豪『places』
2015年2月28日(土)-4月4日(土)
アラタニウラノ
http://www.arataniurano.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝

アラタニウラノでは、身近なモチーフや風景を3DCGソフトを用いて再構成した写真、映像作品で知られる渡辺豪の個展『places』を開催する。

渡辺豪は1975年兵庫県生まれ。渡辺は「私が見ているものは一体何か?」という問いを一貫して探求し、自身のまわりにあるモノや風景を、3DCGソフトでモデリングし、物質・光学的な法則から離れたところで再現する。これまでに愛知県美術館や豊田市美術館、エスパス ルイ・ヴィトン東京、あいちトリエンナーレ2013などで作品を発表。2013年には五島記念文化賞 美術部門新人賞を受賞し、約1年間のフィンランド滞在を経験している。

本展では、あいちトリエンナーレ2013で発表した「ひとつの場所、あるいは〈部屋〉の上で」(2013)と、フィンランドで着想を得たプリント作品を展示する。「ひとつの場所、あるいは〈部屋〉の上で」は、知人の寝室をモチーフにしたふたつのアニメーションが展示空間の中央に配された1枚のスクリーンの両面に投影される作品。視点の移動、光の変化が複数の法則のもとに展開する同作品は、シンガポール美術館などが主催するアジア太平洋酒造協会基金芸術賞2014にもノミネートされ、同美術館で発表された。同じく部屋をモチーフに取り入れたプリント作品とともに、「face(”portrait”)」シリーズ完結以降の渡辺の展開が紹介される。


渡辺豪「20141112_073101」2015年 h.36.0 x w.48.0 cm デジタルプリント © Go Watanabe, Courtesy of ARATANIURANO

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