ス・ドホ『in between』@ 広島市現代美術館


「墜落星-1/5スケール」2008-11年 © Do Ho Suh
ス・ドホ『in between』
2012年8月4日(土)–10月21日(日)
広島市現代美術館
http://www.hiroshima-moca.jp/
開館日時:火–日(ただし、8/6, 9/17, 10/8は開館。翌日は休館。)
10:00-17:00 ※入場は閉館30分前まで

広島市現代美術館では、国際的に活躍する韓国出身のアーティスト、ス・ドホの個展『in between』が開催される。
ス・ドホは異文化との折衝に身を置いて、移動やそれに伴うアイデンティティーの変化をテーマに90年代半ばより制作、発表を続けている。家族、伝統、民族などの出自を象徴する「家」をモチーフにした作品が代表作として知られ、軽やかな半透明の布や精巧に作られたフィギュアで、移動の時代の記憶、身体性、個人空間の概念などを視覚化する。ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーや、メゾン・エルメス・ジャポンでの個展のほか、2012年にはソウルのリウム・サムソン美術館での大規模な個展を開催。2001年にはヴェネツィア・ビエンナーレ韓国館代表を務め、イスタンブール・ビエンナーレ、リバプール・ビエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭など多数の国際展に参加している。
本展は「移動と可動建築」「ひとびとの力」の二部から構成され、日本初公開となる初期作品から近作まで、ス・ドホの活動を広く紹介しつつ、その造形世界に本格的に迫る展覧会となる。
関連企画として、2010年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で発表された「ブループリント」(コレクション展内にて展示)の下で、ス・ドホ本人、MoMA PS1若手建築賞を受賞したSO-IL:ジン・リュウ&フローリアン・イーデンバーグ、犬島アートプロジェクトで知られる建築家三分一博志をゲストにトークが予定されている。

関連企画
「ブループリント」の下で トークシリーズ

1. ス・ドホ
8月4日(土)14:00-15:00
聞き手:神谷幸江(広島市現代美術館)

2. SO-IL:ジン・リュウ&フローリアン・イーデンバーグ(建築家)
8月25日(土)14:00-15:30
聞き手:神谷幸江(広島市現代美術館)

3. 三分一博志(建築家)
10月開催 ※決まり次第同美術館ウェブサイトにて掲載
聞き手:松隈洋(京都工芸繊維大学美術工芸資料館教授)

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