第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011 @ 広島市現代美術館


ジョン・レノンとオノ・ヨーコ「戦争は終わった!」(1969) ニューヨークのタイムズ・スクエア

第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011
7月30日(土)-10月16日(日)
広島市現代美術館
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/

第8回ヒロシマ賞を受賞したオノ・ヨーコによる受賞記念展『希望の路 YOKO ONO 2011』が広島市現代美術館にて開催される。オノ・ヨーコは1960年代以降の現代美術の潮流のひとつであるコンセプチュアル・アートにおける先駆的な作家のひとりとして知られ、絵画や彫刻といった既存のジャンルにとどまることのない芸術表現の新しい形を創造し続けている。また、平和のためのイベントや反戦キャンペーンを行うなど一貫して「愛と平和」のメッセージを発信し続けている。本展では、ヒロシマやナガサキ、そして東日本大震災を経験した人々に対する鎮魂と、未来への希望の路を指し示す新作のインスタレーションを中心に、世界に向けたメッセージを発信する。会期中は7月31日のレクチャー&パフォーマンス「希望の路」(定員約200名、無料、要事前申込み)をはじめ、9月11日には「フライ」(1971)を含む映像作品や「ベッド・イン」(1969)などのパフォーマンス映像の上映などが企画されている。
ヒロシマ賞は1989年に世界の恒久平和と人類の繁栄を願う「ヒロシマの心」を美術を通して世界へ訴えることを目的として広島市によって創設された。過去にはロバート・ラウシェンバーグ(第2回)、レオン・ゴラブ&ナンシー・スペロ(第3回)、クシュシトフ・ウディチコ(第4回)、シリン・ネシャット(第6回)、蔡國強(第7回)らが受賞している。第8回ヒロシマ賞授賞式は7月29日に同美術館にて行われる。
なお、同美術館ではひろしま美術館、広島県立美術館との連携企画の一環として、7月2日より、コレクション展「2011-II つくる、ゆく、ヒロシマに想う」を開催している。

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