シャルロット・ペリアンと日本 @ 広島市現代美術館


「竹製シェーズ・ロング」1941年/1985年再制作、Cassina © Archives Charlotte Perriand
– ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2011

シャルロット・ペリアンと日本
1月21日(土)–3月11日(日)
広島市現代美術館
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/
開館日時:火–日 10:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)

20世紀の建築とデザインに刺激をもたらしたフランス人デザイナー、シャルロット・ペリアンの日本との関係に注目した展覧会『シャルロット・ペリアンと日本』が広島市現代美術館にて開催される。
ペリアンは商工省の「輸出工芸指導顧問」として1940年に来日し、海外向けの工芸品の改良、指導のために日本全国をまわると同時に、「民藝」の理念などに触れている。また、戦後も日本に再訪し、戦前に自身が日本で体験したことをデザインに活かして、数々の名作を生み出している。
本展は5つの章で構成され、家具、インテリアに関する図面、写真資料のほか、ペリアンが撮影した写真、日本の友人と交わした書簡など約 500点が紹介される。
1月21日にはオープニング特別講演会として、シャルロット・ペリアン・アーカイヴ代表でペリアンの長女であるペルネット・ペリアン=バルサックと美術史家のジャック・バルサックによる講演「シャルロット・ペリアンと日本」と、広島大学大学院工学研究院准教授の千代章一郎による「ル・コルビュジエとシャルロット・ペリアン:ル・コルビュジエがペリアンに宛てた1枚の手紙を巡って」のふたつの講演が行われる。また、2月11日には、建築家の伊東豊雄が講師を務め、「建築が家具をつくり、家具が建築をつくる」が行なわれる。そのほか、小学生以上の子どもを対象としたワークショップ(2月26日)や学芸員によるギャラリー・トークなどを企画している。
なお、『シャルロット・ペリアンと日本』展は、今月9日まで神奈川県立近代美術館 鎌倉で既に開催され、広島市現代美術館の会期終了後には目黒区美術館へと巡回予定。

オープニング特別講演会
1月21日(土)14:00-16:30(開場時間 13:30)
講演1「シャルロット・ペリアンと日本」
講師:ペルネット・ペリアン=バルサック、ジャック・バルサック
講演2「ル・コルビュジエとシャルロット・ペリアン:ル・コルビュジエがペリアンに宛てた1枚の手紙を巡って」
講師:千代章一郎
会場:広島市現代美術館ミュージアムスタジオ
参加無料、当日先着160名

「建築が家具をつくり、家具が建築をつくる」
2月11日(土、祝)14:00-16:00(開場時間 13:30)
講師:伊東豊雄
会場:広島市現代美術館ミュージアムスタジオ
参加無料、当日先着160名

2012年4月14日(土)–6月10日(日)
目黒区美術館
http://www.mmat.jp/

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