
小谷元彦『Terminal Moment』
2014年11月11日(火)-12月14日(日)
京都芸術センター ギャラリー北・南、ほか
http://www.kac.or.jp/
開館時間:10:00-20:00
会期中無休
京都芸術センターでは、映像やインスタレーションという形式を取り入れつつも、常に彫刻の問題を問い続けてきた小谷元彦の個展『Terminal Moment』を開催する。大学進学とともに東京に居を移した小谷にとって、生まれ故郷、京都での2002年以来の個展となる。
小谷元彦は1972年京都府生まれ。彫刻概念を探求しながら、身体の変容や幻影の視覚化を試みている。90年代後半より東京を中心に国内外で発表を重ね、椹木野衣が企画した『日本ゼロ年』展(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2000)や第7回イスタンブール・ビエンナーレ、第4回光州ビエンナーレなどに参加。2003年には第50回ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館代表として、長谷川祐子の企画で曽根裕とともに作品を発表している。その後も数多くの国内外の展覧会に参加し、初期作品から2010年当時の最新作までを一堂に集めた森美術館での個展『幽体の知覚』では、全面鏡張りの空間に流れ落ちる滝の映像と音を投影した大型映像インスタレーション「インフェルノ」で、観客にスペクタクルな体験をもたらした。
本展では、ギャラリー北にて上述した『幽体の知覚』の巡回展で初めて発表された「Terminal Documents」(2011)にバージョン改変を行なった「Terminal Documents(ver 2.0)」を初公開。ギャラリー南では、片山真理との共同制作による新作「Terminal Impact(featuring Mari Katayama “tools”)」を発表する。
関連イベント
トーク
小谷元彦 x 椹木野衣(美術批評家)
2014年11月22日(土)14:00-16:00
会場:京都芸術センター フリースペース(南館1階)
無料、申込不要