「1970年代へ 写真と美術の転換期—複写 反射 投影—」 Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検


「絵ノ具」(1972), 写真, シルクスクリーン.
© Kanji Wakae

「1970年代へ 写真と美術の転換期—複写 反射 投影—」
Ⅰ期 写真を選ぶ:視覚の点検

前期:9月16日(金)–10月5日(水)
後期:10月7日(金)–10月29日(土)
ユミコチバアソシエイツ
http://www.ycassociates.co.jp/
開廊日時:火–土 12:00–19:00

1970年代の現代美術における「写真」を再考する展覧会がユミコチバアソシエイツにて開催される。
本展は、60年代末から70年代前半にかけて、すべての既成価値を総括しようとする政治的季節における美術の試行を、仮に「1968年問題」と名付け、美術と写真がひとつの交差点を形成したその問題の再考を試みる。前期は植松奎二、高松次郎、眞板雅文、若江漢字を紹介するグループ展、後期は植松奎二の個展という形式で構成される。9月17日には本展の企画を担当した美術評論家の光田由里と参加アーティストの植松奎二、若江漢字によるトークイベント(17:30–19:00)が企画されている。なお、展覧会カタログの刊行も予定されている。2012年6月には、Ⅱ期展として「写真の点検:視覚の反転」を予定。
本展出品作家である高松次郎に関する書籍「高松次郎 言葉ともの」(光田由里、水声社)の刊行に伴い、NADiff GALLERYにて個展『高松次郎 言葉ともの ―純化とトートロジー』が同時期に開催される。

『高松次郎 言葉ともの ―純化とトートロジー』
9月16日(金)–10月30日(日)
NADiff GALLERY
http://www.nadiff.com/
開廊時間:火–日・祝(月曜が祝日の場合は翌日が休廊)12:00–20:00
トークイベント
9月25日(日)15:30–17:00  金氏徹平x光田由里
10月16日(日)15:30–17:00 冨井大裕x沢山遼x光田由里

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