中島由夫シンドローム:Art is Always the Next Possibility @ アツコバルー

中島由夫シンドローム:Art is Always the Next Possibility
2015年1月17日(土)-1月25日(日)
アツコバルー
http://l-amusee.com/atsukobarouh/
開廊時間:14:00-21:00(日、月は11:00-18:00)
会期中無休
※入場料500円(ワンドリンク付き)

「反芸術」や前衛運動に関わり、スウェーデンを拠点に約50年にわたって活動を続ける中島由夫の軌跡と同時代の芸術運動を再考する展覧会『中島由夫シンドローム:Art is Always the Next Possibility』が、アツコバルー(渋谷)で開催される。

中島由夫は1940年埼玉生まれ。糸井貫二(ダダカン)の強い影響を受け、「ムービング・オブジェ」と題したアクションを展開、58年にハプニング集団「アンビート」を結成する。64年以降、国外各地を転々とし、66年よりスウェーデンを拠点に活動している。コブラ運動のアスガー・ヨルンやパナマレンコ、ヨルゲン・ナッシュらと関わったり、「フルクサス・スカンジナビア」を設立するなど、各地の前衛運動に携わる。また、日本の松澤宥やヨシダヨシエとも緊密な関係を保っていた。

本展を主催する中島由夫シンドローム展実行委員会は、2014年6月に仙台のギャラリーターンアラウンドにて企画展『中島由夫シンドローム—ダダカン師へのオマージュ』を開催し、50年代から70年代までの中島の活動を、作品、写真、新聞記事、映像で振り返るとともに、近年に制作された作品を展示、パフォーマンスを実施した。本展では、仙台での同展覧会に続き、中島の活動を紹介する機会となり、展示のほか、シンポジウムや中島のアクションペインティングを通して、その歴史的価値、今日的意義の問い直しを試みる。

関連イベント
シンポジウム
2015年1月17日(土)13:30-17:00(開場:13:00)
第1部 13:30-14:30
・「中島由夫とは何者か」中島由夫とのダイアローグ
中島由夫
聞き手:黒ダライ児(『肉体のアナーキズム』著者)、嶋田美子(アーティスト)
第2部 14:40-16:00
・「スウェーデン出身の日本人:中島由夫と北欧の60年代芸術」
タニア・オルム(コペンハーゲン大学比較文化教授)
・相原信洋アニメーション『STONE』(1975)上映
・「ダダカン、松澤宥と中島由夫:メールアートを通じた繋がり」
嶋田美子(アーティスト)
・質疑応答、フリートーク

中島由夫のアクションペインティング
2015年1月25日(土)14:00-

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