『靉嘔 ふたたび虹のかなたに』@ 東京都現代美術館


「レインボー・エンヴァイラメント No.7 〈レインボー・タクタイルルーム〉+レインボー・
エイムズボックス」1969年

『靉嘔 ふたたび虹のかなたに』
2月4日(土)–5月6日(日)
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/
開館日時:火–日(4月30日が祝日開館のため、5月1日は振替休館)
10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)

「フルクサス」のメンバーのひとり、靉嘔の初期作品から新作までを網羅する回顧展が東京都現代美術館にて開催される。
靉嘔は1950年代に池田満寿夫らと共にデモクラート美術家協会に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目される。その後、1958年にニューヨークへと渡ると、箱の穴に指を入れ鑑賞する「フィンガー・ボックス」や、周囲の環境を取り込んだインスタレーションなどの発表を始める。1960年代にはオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクらと共に「フルクサス」のメンバーとして活動。同時期、引用したモチーフに赤から紫までのスペクトルを重ねる「虹」の作品を生み出し、1966年のヴェネツィア・ビエンナーレでの発表をはじめ、”虹”は現在まで靉嘔にとって重要なモチーフであり続けている。
本展では、数多くの虹のシリーズやパフォーマンスのドキュメント、そのほか、体験型のインスタレーション、30mにもおよぶ新作、1987年にエッフェル塔にかけられた300mの虹の帯などが展示される。また、3月下旬には靉嘔によるパフォーマンスも予定されている。(日程等、詳細は決定次第、同美術館ウェブサイトに掲載される。)
なお、同展は新潟市美術館、広島市現代美術館へと巡回する予定。

新潟市美術館
7月28日-10月8日(予定)
http://www.ncam.jp/

広島市現代美術館
11月3日-2013年1月14日(予定)
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/

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