MAMプロジェクト22:ヤコブ・キルケゴール @ 森美術館


ヤコブ・キルケゴール「スティグマ[徴(しるし)]」2014年

MAMプロジェクト22:ヤコブ・キルケゴール
2014年9月20日(土)-2015年1月4日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00
(9/23、12/23を除く火曜日は17:00まで)入場は閉館30分前まで
会期中無休

森美術館のMAMプロジェクトでは、特異な環境における音を素材に、人間の聴覚に働きかけるサウンド・ビデオ・インスタレーションやパフォーマンスを発表するアーティストであり、作曲家のヤコブ・キルケゴールが、福島の自然に向き合った新作「スティグマ〈徴(しるし)〉」(2014)を紹介する。企画は同館アソシエイト・キュレーターの椿玲子。

ヤコブ・キルケゴールは1975年コペンハーゲン生まれ。2005年にケルン・メディア芸術大学を修了し、現在はベルリンを拠点に活動。音や振動を場所のエネルギーとして捉え、間欠泉、砂漠、氷山、廃墟から、人間の耳の内膜まで、通常では踏み入ることのできない場所の音を顕在化する作品を発表している。代表作として知られる「アイオン[永遠]」(2006)は、チャルノブイリの立ち入り禁止区域の取材を元にしており、ニューヨーク近代美術館をはじめ、数多くの展覧会で紹介されている。日本国内でも、あいちトリエンナーレ2010で、オマーン砂漠の「泣き砂」を扱ったサウンド・ビデオ・インスタレーション「サブレーション[砂漠化]」(2010)を発表している。

本展では、福島の自然で撮影/録音を行ない、山水画の掛け軸に着想を得た、高さ約5メートルの縦長画面を用いた新作サウンド・ビデオ・インスタレーション「スティグマ〈徴(しるし)〉」を発表する。


ヤコブ・キルケゴール「アイオン[永遠]」2006年

関連イベント
アーティストトーク
ヤコブ・キルケゴール
2014年9月20日(土)17:00-18:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名(要予約)※森美術館ウェブサイトより
料金:無料(要展覧会チケット)
※日英同時通訳

キュレータートーク
拝戸雅彦(あいちトリエンナーレ・キュレーター)
椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
2014年11月28日(金)19:00-20:30
会場:森美術館展示室内
定員:80名(要予約)※森美術館ウェブサイトより
料金:無料(要展覧会チケット)

※どちらの予約申込もこちらより

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